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東電の「適格性」を再審査して-柏崎刈羽原発ID不正問題で福島党首-

カテゴリー:社会新報 脱原発 投稿日:2021-03-15

(社会新報2021年3月17日号1面より)

福島党首は3日の参院予算委で、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)でIDカードを不正使用して中央制御室に侵入した事件をめぐり、政府の姿勢を厳しくただした。福島党首は、更田豊志原子力規制委員長に対して、ID不正使用事件が核物質を扱う事業者のルールを定めた「核物質防護規定」に違反するのかと確認を求めた。これに対して更田委員長は、「核物質防護規定に違反する」と明確に認めた。その上で「保安規定の審査をやり直す可能性も否定できない」と含みを残した。
事件が発生したのが昨年9月20日。更田委員長が事件を原子力規制庁から知らされたのが今年1月19日。福島党首は規制庁から規制委への報告が遅れた対応を厳しく批判した。
規制庁の山田知穂審議官は「当初の判断が甘かった」と陳謝し、小早川智明東電社長も「本当に申し訳なく感じている」と謝った。
福島党首は「昨年9月20日に起きた事件の地元への報告が今年の2月12日だった。地元住民が怒るのは当然だ」と厳しく批判。
福島党首はこうしたさまざまな問題点を踏まえて「東電に適格性があると言えるのか。撤回して再審査すべきだ」と怒りを込めて訴えた。

原発問題で規制庁と規制委、東電を鋭く追及した福島党首