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第11回全国代表者会議質疑答弁詳報-護憲・脱原発・反基地の闘いに全力-

カテゴリー:党務 社会新報 投稿日:2021-03-01

(社会新報2021年3月3日号2面より)

■幹事長報告への質疑

照井省三(岩手) 社会新報の現時点での発行部数を教えてください。岩手県では1月末時点で約1000部減少。東北ブロックでは宮城、山形が昨年12月末時点でゼロになった。さらに青森、秋田、福島でも相当数の減少となる。全国連合は実態をしっかり把握し、発行していくための道筋を示すべきだ。

井坂章(茨城) 合流組は離党と立民入党の意向調査を行ない、解散のための臨時大会開催と財産分与を要求。私たち再生委員会は意向調査が党解体策動であり許されないと抗議。再生委は4月に県連大会を開いて党勢回復に努めたい。県内には、東海第2原発再稼働反対の闘いと百里基地を縮小させる闘いの2つの課題がある。全国連合から引き続き支援を求める。

■幹事長の答弁

服部良一幹事長 東北では、宮城、山形両県連が解散し、社会新報も分局を丸ごと廃止する動きがあった。臨時大会以降、社会新報は約25%減部した。今後も減部が予想されるが、何とか3分の1の減部にとどめて、3月を拡大準備月間とし、4月と5月を春の拡大月間として、数値目標を設けて拡大に取り組みたい。秋にも拡大月間を設けたい。
茨城の再生委の皆さんには心から敬意を表したい。社民フォーラムに財産を持っていこうとする姑息(こそく)な動きには厳しく対応する。
東海第2原発の再稼働問題では、社民党は再稼働反対をしっかりとアピールしていく。
爆音訴訟も各地で続いている。基地問題協議会のプロジェクトチームを本格的に立ち上げたい。

■議案への質疑

熊谷吉正(北海道) 第2号議案の衆院選方針に関し、「衆参一体の選挙として戦おう」というのは当然だが、衆参では選挙制度が違うので、それを乗りこえる実践的課題を問う。「党の体制とイメージを回復し衆院選の態勢確立」は容易ではない。そのためには元気の出る情報発信が必要だ。また、清刷り発行の見通しとポスターの評判はどうなのか。

狩野光昭(福島) 大衆運動の展開として、コロナ禍の年末年始の生活・労働相談会と、後期高齢者医療費2割負担反対の取り組みを行なった。いわき地域自治研での市職、県職、水道労組と連携した活動も実施。脱原発運動として、汚染水海洋放出反対とフクシマ原発労働者相談センターの取り組みがある。全国連合から引き続き支援を求める。

武井誠(北関東ブロック・埼玉) 原案を支持し、補強する立場として、①新生社民党が何をするのか簡潔に表現する②自治体議員団会議の早急な再建③サポーター制度の目的の明確化④SNSとリモート会議の活用  などを求めたい。新しいポスターのキャッチコピーは好評だ。衆院選では北関東ブロック比例単独の擁立の実現を目指す。市民・法律相談に力を入れてほしい。
中村昭司(千葉) 11月の臨時大会以前は、合流反対が県連の圧倒的多数だった。ところが、12月19日の県連臨時大会では合流するだけの方針を決定。12月26日に私たちは再生委員会を結成し、県連の常幹に通告した。しかし、県連の常幹は再生委を認めないとした。県常幹は2月に一括名簿方式で離党と立民入党の意向調査を強行。再生委は一括名簿方式を許さないとして抗議している。

山田厚(山梨) 情勢認識を共有する意味で次回から議案に情勢を記載するように。課題では75歳以上の医療費の2割患者負担について、今後は低所得者にも2割負担、現役世代までも3割負担が予想される。4万人の高齢者が孤独死すると想定されるが、社会問題化できていない。全世代の命の問題としての取り組みを。残念ながら連合は2割負担化を容認した。反連合でなく、単産・退職者会などから押し上げていくことが大切だ。

■幹事長の答弁

服部幹事長 2号議案について、衆参一体の選挙として取り組む。党は、理念は言うが具体的な行動計画が不足している。環境問題など党のイメージを出し、今から党の政策議論を深めていきたい。5月の衆院決起集会までに政策案を出し、衆院選前に政策集を出していく。福島の汚染水の海洋放出対策は最大の課題だ。党の脱原発対策会議でも検討したい。第1原発の視察、漁民との話し合いなども検討したい。埼玉の活動は困りごと相談や法律相談など党の日常活動の支えが強調された。合流問題をめぐって、東京・富山・島根・千葉・福島は今も闘いの最前線。千葉の「一括名簿方式」による離党問題の扱いなどは検討する。山梨の高齢者対策の提起は医療費の削減、年金問題など社会全体の問題だ。党のプロジェクトを立ち上げ、基本政策をつくり上げる。

■議案への質疑

照屋大河(沖縄) 昨日、県連の臨時大会を開き、新たに代表になった照屋大河です。沖縄は米軍との地上戦を経験し、先輩たちが本土復帰を闘い、憲法を闘い取ってきた。衆院2区必勝区に指定され、感謝。地方自治の先頭で奮闘し、空手7段の有段者の新垣邦男さんを絶対に当選させる。現在8市町村中6支部で活動を展開。全国からの支援を要請したい。

小山芳元(北陸信越ブロック・新潟) 福井は立憲に合流。長野・石川・富山・新潟で新体制を立ち上げたが、富山は裁判闘争になりかねない。新生社民党を国民に分かりやすくアピールし、党が変わったと分かるように。新社会党との合流に向けた取り組みについてはネットワークにとどめるべきではない。柏崎刈羽原発で、東電社員が他人のIDを使って中央制御棟に入った事件について、福島党首を先頭に調査チームを立ち上げてほしい。

小坂淑子(滋賀) 「答えは現場にある」というポスターは評判が良い。早速掲示している。市民と野党の共闘なくしてアベ・スガ政権の打倒はない。衆院選で実績をつくらないとその後の展望はない。共闘しながら党の独自性をいかにつくっていくか。党にサポーター制度を導入し約100人(年会費1000円)が入った。全国の議員団会議には党籍のない人でも入ることは可能なのか。

清水勝(島根) 合流問題で両方を認めてきたが、財政問題で分裂状態に。党再生委に70人が残る予定。この際、離党する人、どこにも行かない人の復党を呼びかけていきたい。社民主義の理念、党内民主主義を守るのが社民党。脱原発、脱炭素化を目指す。組織運営では女性の活躍の場を設け、弱者や高齢者に分かりやすい言葉で働きかける方針を。

三野ハル子(香川) かつて左派の牙城と言われてきたが、多数が立民に合流。立民に行かない人が約100人。そこに呼びかけていきたい。本来は党員・新報拡大が基本と思うが、サポーター制度の新設が重点になっていないか。男性中心の社民党を変えなければならない。女性の発言者も少ない。ジェンダー平等の政党を目指そう。

川路孝(鹿児島) 憲法問題については改憲阻止、憲法理念の実現を。コロナ対策で全国的な大衆運動を起こす。いま風力発電が300基計画されており、自然破壊、健康破壊が起こり得る状況だ。脱原発プロジェクトでの対応になるのか。サポーター制度については県連との連携のあり方が大事。基地建設計画が進む馬毛島で、衆院4区で米永淳子さんを擁立する全国的な支援を。

■党首・幹事長の答弁

服部幹事長 衆院選で沖縄2区はなんとしても勝ち抜きたい、全国的な支援を。新社会党・緑の党との合流について、すぐには難しいが衆参の選挙を共に戦っていく中で追求する。柏崎刈羽原発問題、党のプロジェクトとして取り組む。サポーター制度の導入、自治体議員の組織化は、無所属市民派も多くいるので各県連と連携して取り組む。島根再生委は困難な中で、裁判も辞さない決意で取り組んでおり、全県の支援を。三野さんの提起したジェンダー平等の意志をどうしていくのか、現実の課題として取り組む。鹿児島の衆院4区では、鹿屋市議を辞職して立候補を決意していただいた米永さんに全国の支援を要請したい。

福島みずほ党首 東電のID偽造問題について、党としてプロジェクトチームを結成し、全力で取り組む。党の動きが見えるようにし、その先頭に立つ。全国の自治体議員にネットワーク化していく。

団結ガンバローを三唱。左から金子議長、大椿副党首、福島党首、服部幹事長