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【主張】自己責任論へのアンチテーゼ-社民党の新ポスター -

カテゴリー:党務 新型コロナウイルス 社会新報 投稿日:2021-02-19

(社会新報2021年2月24日号3面《主張》より)

社民党は2月10日、新しいポスターを発表した。「弱音をはける社会へ あなたの弱音が政治の課題」「答えは現場にある 現場で闘う人々と共に政治を変えていく」の2つに加え、ウェブ用ポスターとして「ひとりを笑うな どんな大きな変化も、ひとりの声からはじまる」「変えるって、楽しい! 私たちには社会を変える力がある。だまっているなんて、もったいない」の2つ、計4種類のポスターとCMを作成した。多くのマスコミが取り上げ、SNSでも話題になった。
「新しいポスターを早く作成してくれ」という要望は全国から寄せられていたが、立憲民主党との合流問題で党の方向性が定まらない中、新しいポスターを作ることはできなかった。ポスターとは、党が目指す社会、方針、政策を示すものだ。社民党が存続することが決まり、社民党が何を目指していくのか、ようやく覚悟と自信をもって表現できる時が来た。新生社民党として新たなスタートを切る証として誕生したのが、この4枚のポスターだ。
「弱音をはける社会へ」は自己責任論へのアンチテーゼ。コロナ禍で多くの人たちが仕事を失い、収入が減り、疲弊しているにもかかわらず、「自助」を強調し罰則ばかりを用意する現政権とは反対の立場を、私たちは取る。人々の「弱音」にこそ、政治が見落としている課題が必ずある。
「答えは現場にある」は、美しい沖縄の海と空、そこに新基地を造らせないために日々座り込みを続ける人々を思い浮かべながら作成した。他党にはない社民党の特徴は、長年にわたり地をはうような活動を続けてきた全国の市民運動とのつながりにこそある。
「ひとりを笑うな」はSNS上で最も話題になった。合流問題の過程で小さくなった社民党に対し、「ついに消滅」と書かれることも多かった。大きな塊となって政権交代を狙う必要性は理解しているが、最大多数の中では必ず漏れ落ちていく人々がいる。社民党は、その小さき声を切り捨てない政党でありたいし、勇気をもって立ち上がった人々の横に共に立ちたい。
「変えるって、楽しい!」。これは福島党首の元気な声が聞こえてきそうなキャッチコピーだ。私たち自身が、社会を変えることの楽しさを感じられる運動を目指したい。その一歩として、このポスターを日本中のあらゆる場所に貼ってほしい。しぶとい社民党の姿を、街の中で示していこう。