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「都政の監視役を続けたい」 宇都宮健児さんが健闘

カテゴリー:倫理選挙 地方自治 投稿日:2020-07-15

福島党首がねぎらいの言葉

「都政の監視役を続けたい」 宇都宮健児さんが健闘

コロナ禍の中で格差を是正し都民の命と生活をどう守るかが問われた東京都知事選が5日、投開票された。
結果は、現職の小池百合子候補が366万1371票を獲得して当選した。社民党や立憲民主党、共産党、新社会党、緑の党などが支援した、日本弁護士連合会元会長の宇都宮健児候補は、84万4151票を獲得し、健闘したが次点で及ばなかった。

続いて、れいわ新選組代表の山本太郎候補が65万7277票、無所属で元熊本県副知事の小野泰輔候補が61万2530票だった。投票率は55・00%で、前回を4・73ポイント下回った。

宇都宮さんは5日夜、新宿区内の選挙事務所で、「小池当確」の一報が流れた後に支援者や報道陣を前に会見を行なった。

会見の冒頭、熊本県での豪雨災害に触れ、「災害で亡くなられた方に心よりご冥福をお祈りし、被災された方に心よりお見舞い申し上げる」と述べた。

宇都宮さんは3度目の敗戦の弁を「大変残念に思う。多くの都民の期待に応えたかったが実現できなかった」と悔しい表情をにじませて語った。

コロナ禍での選挙戦を「非常に制限を受けたが、その中でもコロナ対策、カジノ誘致、五輪の問題などを都民に訴え、争点を明らかにすることができた」と評価した。

その一方で「現職は毎日テレビに出て発言をしている。街頭演説やネット配信だけでは届かないところがあった。最も有効なテレビ討論が1回も行なわれなかったのは大変残念だった」と厳しい表情で指摘した。

宇都宮さんはその上で、「3度目の挑戦だったが、選挙が終わっても引き続き、都政改革、都政を監視する運動、市民運動は続けていきたい」と決意を述べた。

宇都宮選対事務所には、宇都宮さんをねぎらうため、社民党の福島みずほ党首や共産党の小池晃書記局長、立憲民主党の長妻昭代表代行らが駆けつけた。

福島党首は「私は宇都宮都知事を見たいと多くの人と思っていたので、非常に残念です。なぜ、この場で宇都宮さんが知事にならないのか、本当に悔しい」と率直な一言を述べた。

その上で福島党首は、「宇都宮さんの健闘は素晴らしいものだった。宇都宮さんが立候補してくれたことで、選挙の対立軸が鮮明になった。新自由主義ではなく、連帯と協同の政治へ。今まさにそう切り替える時だ。若い人たちや女性たちの支持が集まった。また次に生み出すことを信じて頑張っていきたい」とねぎらいの言葉を語った。

(社会新報2020年7月15日号)