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社民党第17回定期全国大会

カテゴリー:党務 投稿日:2020-02-28

福島みずほ新党首あいさつ(要旨)

同志の皆さん。新たに新党首に就任させていただきました。地方の声をしっかり聞き、社民党の躍進を必ず成し遂げる、そんな党首を目指します。

この2日間の党大会の中で、一人ひとりが頑張ろう、そんな声が本当に出てきました。一緒に頑張っていきましょう。

私は、この数ヵ月の議論で、社民党って本当にいい政党だと思いました。執行部も党員もみな対等。活動に対する思い、未来への希望、悩みも含めて、本当に対等に議論ができる。党首も党員の選挙で選ばれる。

党は誰のものか? 党は党員のものであり、党を支援してくれる人々のものです。この2日間の議論でも、前途多難な、たくさんの課題を共有して認識できました。社会民主主義、護憲、人権、多様な生き方の保障、脱原発、そういうテーマを大切に頑張り抜きましょう。

党大会が終わり、今日から社民党の頑張りがスタートします。大会の議論を社民党の躍進につなげていきましょう。膝詰めで話しにきてほしいという声もありました。ぜひ実現して地方の声をしっかり聞いていきます。

又市征治党首、これまで本当にありがとうございました。大会の参加者にも感謝します。社民党に対する思い、社会を何とかしたいという思いが伝わってきました。私たちが政治に関与するのは社会の問題点を解決したいと思っているから。政治の力を必要としている人たちに応えられる政治を一緒に実現していきましょう。(文責・編集部)

又市征治党首あいさつ(要旨)

私から3点申し上げ、大会論議に供したいと思います。

第1に、暴走安倍政権を一日も早く倒し、「憲法に基づく政治」を取り戻す日常活動の強化です。

内政・外交各般にわたり安倍政権は矛盾を露呈し限界を示しています。

例えば、「アベノミクスで景気は順調に回復」と宣伝してきましたが、「生活改善の実感はない」が依然国民の7~8割を占め、格差と将来不安を拡大しました(事業規模26兆円の経済対策の矛盾)。

消費税を増税しましたが年金・医療・介護は軒並み抑制・負担増で、「全世代型社会保障」は抑制の全世代型化です。他方で防衛費は聖域扱いで新年度は過去最大5兆3000億円に上ります。

森友、加計学園、そして「桜を見る会」で露呈した安倍首相の政治の私物化とそれを隠ぺいする官僚の文書改ざん・偽証など政治腐敗が深化し民主主義の根幹を揺るがしています。

その上、憲法順守の義務を負う総理大臣が、「改憲を私の手で成し遂げたい」「通常国会で改憲原案の策定を加速させたい」と公言する無法者ぶりで、憲法9条を改悪して「戦争のできる国づくり」を進めようとしていることは明らかです。

このように立憲主義・民主主義・平和主義をじゅうりんし、政治の私物化と腐敗を深める安倍政権を、立憲野党と広範な市民との共闘で一日も早く打倒し、「憲法に基づく政治」の実現を図らねばなりません。

第2に、次期総選挙で党の「再建・再生」と改憲勢力の3分の2割れを実現する準備に全力を挙げることです。

わが党は、前回総選挙で現有2議席を確保したものの、比例区では得票率1・69%という惨敗を喫しました。その後の「社民党を残そう、党の再建・再生を」という全党の奮闘で、19年参院選の比例代表では得票率を2・09%にまで戻しましたが、衆院選は参院選と違って「どれだけ多く小選挙区に候補者が立てられるか」が勝負です。党の現状を打開して再建・再生を図るために、昨年10月来、「5議席・得票率3%以上の獲得」を至上命題とし、そのためにブロック比例区での議席獲得を視野に小選挙区の1割前後の候補者擁立を課題と設定し、第3号議案にそれを提案しています。

第3に、「合流」論議を通して党の現状認識を深め、社民主義の継承・発展の道を探求することです。

昨年12月6日、立憲民主党の枝野代表は共同会派の党首会談の席上、「会派内での相互理解と信頼関係の醸成も進み、理念政策の共有も」進んできたとの認識に立ち、各党会派に立憲民主党への「合流」を呼びかけ、できるだけ早期の検討・回答を求めてきました。

そもそも「5議席・得票率3%以上の獲得」で国政政党の存続が確実に見通せるならば、この「合流の是非」を検討する必要はなく、連立政権構想を深めるべきです。しかし党の現状にあってはそうでないケースも想定し、検討しておかねばなりません。

「日本社会の中に社会民主主義の理念・政策、運動、組織を継承し発展を図ること」は全党が一致しているのですから、その立場に立って検討・論議を深め、一致結束し、まとまって対応していただくことを心から呼びかけます。

来賓あいさつ

川島千裕さん(日本労働組合総連合会政治センター事務局長) 以下、神津里季生会長のメッセージ代読(要約)。社民党第17回定期大会の開催を祝い、日頃の連合運動への協力に感謝したい。わが国は、超少子高齢化・人口減少という構造的な問題を抱え、社会の停滞感や将来不安が顕著になっている。失われた20年を経て、日本は「常温社会」化が進んだとの指摘がある。暑くはなく寒くもない。この先、良くも悪くもならないという認識が広がる一方で、「不安はあるが不満はない」、「公より私」、「先より今」、「期待より現実」といった心情が社会に広がっている。

昨年結成30年を迎えた連合は、「働くことを軸とする安心社会」を進化させた「連合ビジョン」を提起し、「まもる・つなぐ・創り出す」といった観点を柱に運動を再構築している。働く仲間を守り輪を広げ、地域社会・活動につなぎ、新たな活力をつくり出す。

2020春闘では、分配構造の転換につながる賃上げを実現し、安心の社会保障、教育、税制改革、ディーセントワークの実現、地域活性化などに取り組んでいる。引き続きご理解、ご協力をお願いしたい。

福山真劫さん(フォーラム平和・人権・環境共同代表) 平和フォーラムは総評・社会党の運動を継承し、現在まで活動してきた。基本的には社民党と方針はつながっている。一方で安倍政権をこのまま続けさせれば日本社会は崩壊する。われわれの側が政権を担える展望を示し得ていない。衆院選で連立政権を実現するには従来の野党共闘ではダメだ。一歩も二歩も野党共闘を進めなければならない。

立憲民主党への合流には両面の対応が必要と提起があった。社民党がどう改革していくのか最も注目をしている。平和・社民主義・憲法実現・脱原発を目指して共に闘っている。日本の平和と民主主義は社民党と共にわれわれが担ってきた。社民党の理念と運動がさらに拡大するよう期待している。

当面の取り組みとして平和フォーラム、「総がかり」、市民連合で安倍政権打倒、改憲阻止の署名運動、「19日総行動」を取り組む。共に連帯をしていこう。

(社会新報2020年3月4日号より)