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内閣改造 「お友達極右改憲内閣」と対決しよう

カテゴリー:社会新報 投稿日:2019-09-13

9月11日、第4次安倍再改造内閣が発足した。「安定」と「挑戦」がスローガンだが、「友達重視」と「在庫一掃」の起用であり、全く期待できない。首相が悲願とする改憲に向け、タカ派・極右色が一層強まっている。求められているのは、改造ではなく退陣である。

公文書改ざんの責任を取らず、失言や暴言を繰り返す麻生太郎副総理兼財務相の続投、日米貿易交渉で米国に有利になるよう押し切られた茂木敏充氏の外相への「栄転」、嫌韓パフォーマンスで日韓関係を戦後最悪レベルにまでこじれさせた河野太郎外相の防衛相への起用は、全く理解できない。

加計学園のグループ校で客員教授を務め、首相側近として文科省に圧力をかけた疑惑の中心人物である萩生田光一氏の文科相はブラック・ジョークだ。歴史修正主義の立場から教科書に圧力をかけ、教育勅語を信奉する萩生田氏による教育右傾化には、警戒を強めなければならない。加藤勝信氏も、年金をはじめとする社会保障制度について「ご飯論法」で国会審議を欺くことが期待されている。ネット上で大規模なステマを行なう「自民党ネットサポーターズクラブ」を率いた菅原一秀経産相は、かつて元愛人からモラハラ被害を告発され、「女性活躍」に反する。復興相となった田中和徳氏をはじめ、反社会的勢力との関係が指摘されたことがある閣僚も起用された。「タマネギ男」だらけの、国民にとってお先真っ暗な「ブラック内閣」である。

環境相に抜てきされた小泉進次郞氏は、安倍暴走政治の「イチジクの葉」の役回りどころか、新自由主義的農林水産行政や社会保障の負担増・給付カットなど、暴走政治を進めてきた。「原発をどうやったら残せるのかではなく、どうやったらなくせるのか」との発言を貫けるのか。

こうした閣僚の資質をきちんとただしていくとともに、消費税増税と軽減税率やポイント還元をめぐる混乱、一連の台風被害対策、日米貿易交渉、日韓・日ロ外交、ホルムズ海峡等をめぐる「有志連合」参加問題、年金財政検証結果、全世代型社会保障改革はじめ、論議すべき課題は山積している。安倍改憲を断念させ退陣に追い込むとともに、そのたたかいの中で社民党の存在感を示し党の再建・再生につなげていかなければならない。お友達極右改憲内閣との対決に全力を挙げよう。

(社会新報2019年9月18日号・主張より)