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みずほ塾で前川喜平さんが講演

カテゴリー:お知らせ 憲法 文部科学 投稿日:2019-05-29

「個人の尊厳」こそ憲法の原理

みずほ塾で前川喜平さんが講演

社民党の福島みずほ副党首が塾長を務める「みずほ塾」の第3期が16日、スタートし(月1回、12月まで計8回予定)、東京・憲政記念館で、前川喜平・元文部科学省事務次官が「個人の尊厳から出発する教育論」と題して講演した。

前川さんは「個人の尊厳」について「憲法全体を貫いている原理」とし、この根本的価値から憲法の3原則(基本的人権の尊重、恒久平和主義、国民主権)も導き出されると強調。「憲法を学べば学ぶほど一番大事なことはここにあるんだということを再確認することが多かった」と述べた。

さらに、第1次安倍政権による教育基本法の改悪後も1条(教育の目的)に維持されている「人格の完成」について「個人の尊厳を自覚、実現するということ」との解釈を示した。

その上で、現行教基法の2条(教育の目標)に国家主義的・全体主義的な規定が盛り込まれたことに関して「道徳とか公共とかの捉え方が、個人から出発しているか国家から出発しているかで違ってくる」と述べ、特に道徳の「教科化」の行方に対する憂慮を表明。学校現場の現状についても「学校の中の不条理な権力関係をちゃんと清算しなければいけないのに、それができていない。むしろ強まっている」と懸念を示した。

(社会新報2019年5月29日号より)