比較できる賃金データを示せ

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比較できる賃金データを示せ

カテゴリー:社会保障・税 経済産業 財政金融 投稿日:2019-03-08

「賃上げ偽装」疑惑 吉川幹事長が追及

吉川はじめ 毎月勤労統計不正問題で社民党の吉川元・幹事長は2月19日の衆院総務委員会で、総務省統計委員会の西村清彦委員長に対し、2017、18両年に継続して調査対象となった「共通事業所」同士の実質賃金データ(参考値)の公表を厚生労働省が渋っていることについて、「出すべきだと思うがいかがか」と迫った。西村委員長は、データの妥当性や国際比較可能性の検証が必要としつつ、公表すべきとは明言しなかった。

吉川幹事長は、18年1月からの対象事業所(500人未満)の「総入れ替え方式」から「部分入れ替え方式」への転換に伴いデータの「段差補正」も行なわない(遡及〈そきゅう〉改訂をせず新旧データを直接接続させる)ことになったが、同年4月の新方式導入後初の算定結果で「段差が小さくならなかったことが判明した」(西村委員長)ことについて(実際には500人以上で本来の全数調査を装う復元が内密に行なわれていた)、「厚労省の説明に納得したのか」と質問。委員長は、不正は全く想定していなかったとした上で「説明が非常に不可能な数字ではなかった」と苦しい答弁ぶりだった。

また吉川幹事長が、サンプルを部分入れ替えした調査結果と共通事業所のそれが異なる傾向を示したことについてただしたのに対し、委員長は「ある程度当然のこと」と答弁。納得できない点について厚労省から説明を受けているときに不正が発覚したと説明した。

(社会新報2019年3月6日号より)