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子どもらが発しているシグナル見逃さないで

カテゴリー:内閣法務 文部科学 社会保障・税 投稿日:2019-03-08

「子どもへの暴力なくすPT」 女子少年院「愛光学園」を訪問

社民党子どもへのすべての暴力をなくすPT

「子どもへのすべての暴力をなくす」ために、社民党はプロジェクトチーム(子どもへのすべての暴力をなくすPT、福島みずほ座長)をつくり、この1年間活動をしてきた。子どもを取り巻く環境の現状を知るために、これまで兵庫県明石市や東京都世田谷区の児童相談所、民間の子どもシェルターなどの先進事例を視察してきた。福島議員らは12日、狛江市にある「愛光女子学園」を訪問した。

愛光女子学園は1949年1月、女子初の初等・中等少年院として開設された。定員100人のところ、この日の収容者は23人。主に短期の収容で11ヵ月が標準であり、長期の場合は2年を超える期間とされている。傷害や窃盗、詐欺といった非行により、関東各県から14歳から18歳ほどの女子が収容されている。

非行少女というと、一昔前なら暴走族のようなイメージが浮かんだり、親の教育が悪いと批判する人もいるかもしれない。しかし現状に接してみると、今の子どもたちは、より切実で厳しい環境に置かれていることが分かる。困窮している母子家庭や、家庭での虐待、学校でのいじめが非行のきっかけとなる場合がある。自分の抱えている苦しみをどのように表現するのか分からず、親の愛情欲しさに非行に走る子がいる。

同学園の桑田裕園長や担当官は、誰か一人でも「あなたが大切」と言ってくれる人がいれば、こうはならなかった子が多いと語った。女子少年院はある意味、最後のとりで。学園に来れば、更生のための生活指導、教科指導だけでなく、「箱庭療法」などにより自分の心と向き合うことができる。

視察に参加した人たちは、子どもが助けを求めて発する信号をいち早くつかみ、対応しなくてはならないし、またその母親・父親たちに孤立しないように手を差し延べ、社会の共通の問題として取り組んでいかなければならない、などの感想を抱いた。千葉県野田市の小学4年生の女の子が亡くなった事件などがあり、対策は待ったなしだ。党PTでは近いうちに提言をとりまとめ発表する予定。14日の党常幹に中間報告を行なった。

(社会新報2019年2月20日号より)