「仲村未央総合選対」発足
「辺野古の海を守り抜く」
社民党の参院選比例代表予定候補の仲村未央(なかむら・みお)さん(沖縄県議、党沖縄県連合書記長)の総合選対の結成会議が1月30日、参院議員会館で開かれた。約90人が駆けつけ、会場は熱気に包まれた。
会議は、福島みずほ副党首の総合選対本部長就任などの役員体制を確認した。総合選対は沖縄の「仲村未央を国会に送る会」(共同代表=新川秀清、東門美津子、稲嶺進、照屋寛徳の各氏)と連携して活動を展開。仲村さんは出身県の沖縄県に加え、東京と南北関東を中心に運動を行なう。
又市党首は「ぜひ仲村さんがあいさつし、顔と名前を知ってもらう機会を」と参加者に要請。福島選対本部長は「沖縄のような熱量、思いのうねりをつくろう」と呼びかけた。「送る会」を代表して照屋衆院議員は140年前の「琉球処分」に触れて「琉球処分は今も続いている。ときの権力の総力を挙げていま沖縄に襲いかかっている。その証拠が辺野古新基地建設だ」と述べた。
決意表明で仲村さんは「いま辺野古で起きていることの現場は沖縄。沖縄で起きていることは自治の破壊であり人権を踏みにじること」と述べた上で、「これは決して沖縄で起きているということだけではない。起きていることはこの国そのものの問題であり、この国の民主主義そのものが問われている」と強調。各種世論調査で新基地反対が賛成を上回っていることに言及して「私たち(県民の)民意は少なからず国民の気づきにつながっている。全国の仲間の声を声として戦い抜く」と決意表明した。
(社会新報2019年2月6日号より)
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