変えるべきは「憲法」ではなく「政治」

TOPICS

変えるべきは「憲法」ではなく「政治」

カテゴリー:憲法 投稿日:2018-11-30

第55回護憲佐賀大会 憲法改悪阻止を決意

第55回護憲佐賀大会 憲法改悪阻止を決意

「憲法ではなく、政治を変えよう!憲法理念の実現をめざす第55回大会」(第55回護憲大会)が17日から19日の3日間、佐賀市を中心に開かれた(主催・同実行委員会)。安倍改憲をめぐる情勢について「現憲法に対する初めての改憲発議と国民投票が日程に上るなら、今大会の『憲法ではなく、政治を変えよう!』をスローガンに、あらためて確固たる決意の下、全国で、そして院内外で、ありとあらゆる平和憲法を守り改悪を許さない闘いを構築していかなければならない」(基調提案で勝島一博・実行委事務局長)との決意を確認し合った。

 初日の開会総会には約1600人が参加。主催者あいさつで藤本泰成実行委員長(フォーラム平和・人権・環境共同代表)は「いま日本は戦後最大の岐路に立っている」との認識を強調。安倍首相が、憲法に自衛隊を明記しても権限も任務も変わらないとしていることについて「何も変わらないのであればなぜ改憲を強行しようとするのか」と疑問を呈した上で、「安倍政権、そして日本会議の意図する将来像は、1945年の敗戦以来、私たちが一貫して目指してきた日本国憲法の示す社会像とは全く違っている」と述べ、改憲の狙いを正しく見抜こうと呼びかけた。

沖縄から特別報告に立った仲村未央沖縄県議(沖縄平和運動センター副議長、社民党沖縄県連合書記長)は「沖縄県知事選の勝利が単に一過性の出来事としてではなく、人権をじゅうりんし自治を奪う安倍政治を打ち倒す第一歩だったと位置付けられることを期待し、確信する」と述べ、全国の連帯を訴えた。

政党からは社民・又市征治党首、立憲・神本美恵子・両院議員総会副会長、国民・原口一博国対委員長が来賓あいさつ。又市党首は、首相が10月14日の自衛隊観閲式で「全ての自衛隊員が強い誇りを持って任務を全うできる環境を整えることがいまを生きる政治家の責務」と述べたのに続き、同24日の所信表明演説で改憲論議は「私たち国会議員の責任」だとして、自民党改憲4項目の国会提示に意欲を示していることを強く批判。「集団的自衛権行使を新たな任務に加えた自衛隊を憲法に明記することが全ての自衛隊員の願望であるかのごとく全く食い違ったことを言って、国民をだまそうとしている」と喝破した。

さらに、「いま野党をはじめ民主的諸勢力の今日的使命は、小異を残して大同に就いて共闘を強め、安倍政権を打ち倒して憲法に基づく政治を取り戻すこと」と課題を提起。来年の参院選の展望について、次回の定数3増を考慮しても立憲野党が41議席以上を獲得し、現有勢力と合わせて82議席以上を占めれば、改選勢力を3分の2割れに追い込むことができると、戦いの目標を示した。

(社会新報2018年11月28日号より)