狭山事件の再審を

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狭山事件の再審を

カテゴリー:内閣法務 投稿日:2018-11-09

石川一雄さんの再審無罪へ正念場

石川一雄さんの再審無罪へ正念場

東京で10.31市民集会  冤罪(えんざい)「狭山事件」元被告の石川一雄さん(79)=94年仮出獄=に東京高裁が無期懲役判決(寺尾判決・確定)を出してから44年目の10月31日、東京・日比谷野外音楽堂で「狭山事件の再審を求める市民集会」が開かれ、約4000人が参加した。集会後、銀座デモを行なった。

開会あいさつで部落解放同盟の組坂繁之委員長は「司法権力は(6月に再審請求が棄却された)袴田巌さんにしろ石川さんにしろ、倒れるのを待っているのでなかろうか」と述べ、東京高裁は1度も行なわれていない鑑定人尋問などの事実調べを行なうべきだと強調。弁護団が証拠提出した、脅迫状の筆者と石川さんが別人であることを99・9%の確率で明らかにした福江鑑定(1月提出)、インク成分の科学的分析により石川さん宅で発見された万年筆が被害者の物ではないことを(16年の第1鑑定を補強して)決定づけた「下山第2鑑定」(今年8月提出)などに触れ、「これを見れば石川さんが無実であることはもう明らか」と訴えた。

石川一雄さんは「狭山事件においてはこれほど無実の証拠が明らかになっているにもかかわらず、いまだに再審決定に踏み出せない後藤(眞理子)裁判長に対し、その姿勢を厳しく非難しなければならない」と気迫を込めてアピール。「司法を揺るがすような声を上げていただきたく皆さん方に切に願う」と支援を求めるとともに、「不退転の気持ちでこれからもまい進していく」と闘う決意を表明した。

集会では、21年を費やして台湾史上初めて死刑判決確定後に再審無罪を勝ち取った冤罪被害者の徐自強さんが登壇。「石川さんをはじめとする冤罪被害者とその家族たちを支援して一緒に頑張りたい」と連帯を表明した。

社民党からは福島みずほ副党首、吉川元・幹事長が出席。あいさつした福島副党首は、再審請求における検察官手持ち証拠の全面開示や再審決定への検察官の抗告禁止などを盛り込んだ「再審法」制定(刑事訴訟法改正)などを訴えた。

(社会新報2018年11月14日号より)