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築地の閉場と解体は「違法」

カテゴリー:農林水産 投稿日:2018-10-19

■築地市場営業権組合が会見

築地の閉場と解体は「違法」

東京都の築地中央卸売市場の移転先である新豊洲市場が11日に開場したが、この前日の10日、豊洲市場への移転反対を訴えてきた仲卸でつくる築地市場営業権組合は都庁で記者会見を開き、築地市場の閉場と解体は違法だと訴えた。

会見で明治学院大学名誉教授の熊本一規さんは、①築地市場の仲卸は営業権を持ち、国も認め、都も否定していない②移転強行は憲法29条に基づく財産権の侵害であり、損失補償がなされなければ解体工事はできない③築地市場は卸売り市場法第14条に基づく「廃止の認可」を受けておらず、一般消費者および関係事業者の利害が害されるおそれがなくならない限り、築地市場の廃止はできない  ことなどから解体工事を始めることはできないとした。

営業権組合の宮原洋志さんは、営業権は正当な権利だとし、「解体工事を阻止するため6店舗が築地市場内で営業を続けていく」と宣言。また新豊洲市場が抱える汚染地下水の噴出やカビ、設備の不備などの問題から、不平不満が募ってくるはずだと述べ、築地に戻る業者を集める予定だとも語った。

(社会新報2018年10月17日号より)