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福島原水禁大会

カテゴリー:3.11・災害・復興 脱原発 投稿日:2018-08-01

「原発廃炉の時代」が始まった 核燃料サイクル撤退の決断を

福島原水禁大会

被爆73周年原水爆禁止世界大会(主催・同実行委員会)の幕開けを告げる原水禁福島大会が7月28日、福島市で開かれ、全体集会には約640人が参加した。

冒頭のあいさつで西尾漠・副実行委員長(原子力資料情報室共同代表)は原発をめぐる状況について、福島第1原発事故時に日本にあった原発54基中、今日時点で(廃炉見込みの福島第2を含め)19基が廃炉決定、新規制基準適合性審査を未申請10基、再稼働9基などの数字を挙げ、再稼働されても運転40年超を迎える老朽炉の数を考慮すると「(54基の)半分以上が廃炉になるのはほぼ確実」と述べ、「再稼働が進んでいるように見えるが、実際にはそうでないことが分かる」と指摘。「これからはかなりはっきり廃炉の時代が具体的に始まる」とした。

地元あいさつで角田政志・福島県平和フォーラム代表は、東京電力が6月、福島第2原発4基の全基廃炉の検討を表明したことについて「私たちがずっと行なってきた運動の成果」と歓迎。その上で、まだ廃炉の工程も時期も示されていないとして「全ての原発がなくなるまで運動を続けなければ」と気を引き締めた。

集会では資料情報室の山口幸夫共同代表が講演。

7月に閣議決定された第5次エネルギー基本計画に「核燃料サイクル政策」(プルトニウム利用政策)の維持が盛り込まれたことに言及。国内外に約47 ㌧保有するプルトニウムに関して「使うあてはない」と矛盾を指摘し、普通の軽水炉でウランと混ぜて燃やす「プルサーマル」について「燃やしたとしてもごくわずかだし、非常に危険な代物。しかもコストが非常に高い」と断じた。

(社会新報2018年8月8日号より)