労働者望んでいない 過労死を増やすだけ

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労働者望んでいない 過労死を増やすだけ

カテゴリー:労働 投稿日:2018-06-10

「高プロ」撤回せよ

高プロ・裁量労働制拡大はいらない!

自民、公明の与党が、収入など一定の要件を満たす労働者を労働時間規制の対象から除外する「高度プロフェッショナル(高プロ)制度」を盛り込んだ「働き方改革」一括法案を衆院厚生労働委員会で強行採決する構えを見せる中、日本労働弁護団は22日、東京・日比谷野外音楽堂で、「高プロ・裁量労働制拡大はいらない!」を掲げて集会を開き、約1800人が参加。集会後、国会請願デモを行ない、「高プロを撤回せよ!」「強行採決絶対反対!」の声を上げた。

集会発言で労働弁護団の棗一郎幹事長は、同日に「全国過労死を考える家族の会」メンバーらが行なった首相官邸前座り込みについて「やむにやまれぬ悲痛な叫び、心、行動」と形容。「ナショナルセンターを越えて全ての労働組合、市民運動、そして労働弁護士が一緒になって何としても高プロを削除させる」と決意表明した。

「全国過労死を考える家族の会」の寺西笑子代表は「国民の命を守る法律を作らなくてはいけないのに、逆に命を奪う法律を今、作ろうとしている」と安倍政権を痛烈に批判した。

政党からは社民、立憲、国民、共産、自由の各党国会議員があいさつ。社民党からは吉川元・幹事長が登壇し、政府の労働時間調査が全面撤回されていないことに触れ「最初の段階から不適切なデータを基に規制緩和しようというこの法案を断じて成立させてはならない」と訴えた。

(社会新報2018年5月30日号より)