再雇用者の賃金差別など是正を

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再雇用者の賃金差別など是正を

カテゴリー:労働 投稿日:2018-05-11

労契法20条裁判 労働者が裁判勝利へ集会

労契法20条裁判 労働者が裁判勝利へ集会 労働契約法20条違反を訴えた「長澤運輸事件」、「ハマキョウレックス事件」で、最高裁判所が6月1日に初の判断を示すことになったことを受けて、「すべての労契法20条裁判の勝利をめざす4・23集会」(主催・全日建運輸連帯労組)が4月23日、連合会館で開かれ、2つの事件の原告や弁護団、各地で労契法20条裁判を闘う原告や支援者ら、約120人が参加した。

労契法20条は、有期雇用労働者と無期雇用労働者の労働条件の間に不合理な格差をつけることを禁じているが、それぞれの裁判で判断が分かれている。長澤運輸事件で東京地裁は、再雇用労働者の賃金を不当に低くしているのは20条違反だとして原告側全面勝利判決を下したが、高裁は、定年後の賃下げは社会的に容認されているとして原告敗訴とした。ハマキョウレックス事件で大津地裁が不合理な格差と認めたのは「通勤手当」のみ。大阪高裁は「無事故手当」「作業手当」「給食手当」も認めたが、「住宅手当」「皆勤手当」は認めなかった。

全日建の菊地進委員長は「6月1日には意義のある判決が出るものと確信している。同じ仕事なら同じ賃金を払うのは当然のこと。年齢や性別などによる賃金差別を許さず、安心して働ける社会にしていけるよう闘う決意だ」とあいさつした。

(社会新報2018年5月9日号より)