当時でも違法・違憲の強制手術

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当時でも違法・違憲の強制手術

カテゴリー:社会保障・税 投稿日:2018-04-06

福島みずほ■参院厚労委で福島副党首 参院会派・希望の会の福島みずほ議員(社民党副党首)は3月23日の厚生労働委員会(予算委委嘱審査)で、旧優生保護法下で行なわれた強制不妊手術について「憲法13条が保障する個人の尊重、幸福追求権を侵害するもの」と述べ、政府が先頭に立って実態調査や第三者による対応検証、全県での相談窓口設置を行なうとともに、国会と力を合わせて被害者の早期救済に努力すべきだと主張した。

福島議員は、疾病に遺伝性があっても手術強制が違憲であることは明白としつつ、遺伝性がない精神病者や「犯罪性行」を持つ者、遺伝性が疑わしい疾病も対象となっていたこと、手術申請には近親者の「遺伝調査書」の提出が必要とされていたことなどを問題視。

とりわけ、強制の手段として身体拘束や麻酔薬使用に加え欺もう(だますこと)が旧法務府や厚生省の通達で挙げられていたことについて、「これは優生保護法を超えている」と追及した。

厚労省の吉田学・子ども家庭局長は「当時の判断としては法が認めた適用範囲における運用として行なわれたものと理解」と答え、法の趣旨からも逸脱していたことを明言しなかった。

福島議員は、学術研究を名目に当時の法施行規則にも違反する放射線照射まで行なわれたことを指摘した。

(社会新報2018年4月4日号より)