2つの特区を「混同した」苦しい「加計ありき」隠し

TOPICS

2つの特区を「混同した」苦しい「加計ありき」隠し

カテゴリー:内閣法務 文部科学 投稿日:2017-12-01

参予算委で福島副党首追及

福島みずほ

参院会派・希望の会の福島みずほ議員(社民党副党首)は11月30日の予算委員会で、加計学園の獣医学部新設計画について同学園が事業者認定された1月20日まで「承知していなかった」との安倍晋三首相の7月の衆参予算委答弁にあらためて疑問を呈し、「どうして誰も信じないことを言うのか。加計学園ありきでやってきたことを隠すためではないか」と追及した。

福島議員はまず、4月の質問主意書で安倍首相が加計理事長が今治市に獣医学部を造りたいと考えていることを(「広域的に獣医師系養成大学等の存在しない地域に限り」との条件が決まった)16年11月9日以前に知っていたかとただしたのに対し、閣議決定された答弁書は、07年11月の同市提案に関する資料で「加計学園がその候補となる者である旨記載されており、…」と認めていたことを指摘。

これに対し首相は「質問主意書においては私が知っていたということは答えていない」と突っぱねた。

そこで福島議員は、6月16日の同趣旨の予算委質問に対し、首相は「当時は国家戦略特区ではなくて構造改革特区であったわけだが、そこで申請されたということについては私は承知していたところ…」と答えたこととの矛盾を追及した。

首相は「実際には全く認識はなかった」「知り得る立場にあったことを言おうとしていた」とした上で、「構造改革特区と国家戦略特区等を混同して整理が不十分なまま答えていたことは事実」と答弁。さらに「(福島)委員は国会での答弁と主意書での答弁をまさに混同している」とし、勘違い答弁をうのみにする方が悪いと開き直った。

福島議員は「混同なんかしてない」と語気を強めた。

(社会新報2017年12月6日号より)

(関連)
加計学園問題 首相、答弁の食い違いを露呈/関係者の証人喚問避けられない(社会新報2017年8月2日号より)