災害時の生活をどう支えるか

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災害時の生活をどう支えるか

カテゴリー:3.11・災害・復興 農林水産 投稿日:2017-12-01

食とみどり、水を守る
第49回 熊本全国集会

第49回「食とみどり、水を守る全国集会」

第49回「食とみどり、水を守る全国集会」が17、18の両日、熊本市で開かれ、777人が参加した。主催は同実行委。

初日の全体集会とシンポジウムに続き、2日目は5つの分科会と1つのフイールドワーク(熊本地震の被災地訪問)に分かれ、討論と交流、視察を行なった。

初日の主催者あいさつで石原富雄実行委員長(全農林委員長)は、昨年の熊本地震からの復興・復旧の中で見えてきた課題や、経済最優先の下で人間の健康がむしばまれた水俣病の歴史と教訓に学ぶとした上で、「政府は多面的機能を無視した効率優先の農林業政策を一層進めており、危機的な状況。規制緩和を一方的に進めるのではなく、国民生活の安定、生産者、消費者の立場を踏まえることが求められている」と訴えた。

特別報告として、「水俣病の歴史と教訓」のテーマで市立水俣病資料館の島田竜守館長が講演した。水俣市は現在、人口2・5万人の過疎地域だが、明治後期にチッソが創業。以来、企業城下町として発展した歴史がある。島田さんは、「チッソがあるから生きていける」との住民の思いがある中で、地域の雇用や政治、文化をチッソが支配してきたことや、水俣病の発生からチッソや国・県の責任、被害者に対する差別や偏見、公害を教訓とした水俣市の環境行政の歴史を説明し、「水俣病は一企業の問題ではなく、経済成長を優先し、人の命や環境を省みなかった時代の問題として捉え直すべき」と訴え、併せて語り部としての資料館の役割の大切さを訴えた。

初日夜の全体交流集会には社民党の吉田忠智党首も参加し、「農業改革、森林、水道事業の課題に対し、共に闘いましょう」と連帯のあいさつを述べた。

(社会新報2017年11月29日号より)