「4条件」をクリアしていない

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「4条件」をクリアしていない

カテゴリー:内閣法務 文部科学 投稿日:2017-11-17

加計学園・獣医学部新設認可問題
吉川元・衆院議員が追及

吉川元 加計学園による獣医学部新設の認可を受け、衆院文部科学委員会は15日、審議を行なった。社民党の吉川元・議員は、大学設置審議会の審査の中では口蹄(こうてい)疫対応などに必要なはずの「牛の解剖がない」との意見が出され、学園側は設置計画の修正を迫られたことなどを例に「新たなニーズに特化した大学と言いながら、設置審査基準の中ではギリギリのところしかできていない」と述べ、設置認可に強く疑問を呈した。

ここまでの答弁に納得できない吉川議員は、「獣医師が新たに対応すべき分野における具体的需要が明らか」「既存の大学・学部では対応が困難な場合」などの獣医学部新設4条件との関連で、3月の学園の設置申請に対する5月の審議会第1次審査での「新たに対応すべき今後の需要を明らかにせよ」との審査意見を受けて、ようやく6月に卒業生の就職先として期待される全国の事業所を対象とするアンケートが行なわれるという経過に言及。「4条件がクリアされないまま国家戦略特区諮問会議で1月20日に(学園が事業者として)決まったということになるのではないか」と追及した。

内閣府の長坂康正政務官は「是正意見についてはその後の補正申請により全て改善したとうかがっている」「設置審は(内閣府の)所管外であるため設置審の指摘についてのコメントは差し控えさせていただく」と内閣府の責任回避にきゅうきゅうとする一方、「民間有識者が主導する透明なプロセスを通じて加計学園の構想を対象に4条件への適合性を適切に判断した」と述べ、事業者選定は正当だったと開き直った。

(社会新報2017年11月22日号より)