狭山事件の再審を求める市民集会

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狭山事件の再審を求める市民集会

カテゴリー:内閣法務 投稿日:2017-11-16

事実調べなどの速やかな実施を

狭山事件の再審を求める市民集会

「狭山事件」元被告の石川一雄さん(78)=94年仮出獄=に無期懲役判決(74年寺尾判決・確定)が出されてから43年目の10月31日、東京・日比谷野外音楽堂で「狭山事件の再審を求める市民集会」が開かれ、約2500人が参加した。寺尾判決後、一度も実施されたことがない鑑定人尋問などの事実調べなどを速やかに行なうよう求める集会アピールを採択した後、銀座の街をデモ行進した。

開会あいさつで部落解放同盟の組坂繁之委員長は、第3次再審請求が行なわれて以降、検察の証拠開示と、それを受けた弁護団による新証拠提出が続いているにもかかわらず、この間、再審開始に向けた表立った動きが見られないことについて「今年中に何とか再審、無罪と思っていたが、今の状況では簡単ではないようだ。来年こそ、ということになろうかと思う」との認識を示し、再審闘争勝利に向けた今一度の奮起を促した。

石川さんは「再審どころか事実調べもされずに寺尾不当判決43年を迎えてしまった」と述べた上で、「多くの人たちに支援していただく限り、石川一雄は元気で、来年こそは司法を動かすことができるという決意の下でこれからも運動を展開していく」とし、「来年と心に秘めて 再奮起 皆の支援で 司法を動かす」の歌に心情を託した。

社民党からあいさつに立った福島みずほ副党首は「時が流れて、まだ無罪が勝ち取れていないことにすさまじい憤りを感じている」と述べ、司法のあり方を強く批判した。

(社会新報2017年11月8日号より)