東京 護憲大会

TOPICS

東京 護憲大会

カテゴリー:憲法 投稿日:2017-11-16

「これは絶対に負けられない大会」 「改憲阻止」と「戦争回避」を一体で

東京 護憲大会

 「東アジアの平和のために、今こそ!憲法理念の実現をめざす第54回大会」(第54回護憲大会)が10月28日から30日の3日間、都内で開かれた(主催・同実行委員会)。最終日に「改憲を阻止するために、これまでの『総がかり行動』運動を質・量共に超える『総がかり』の連帯・共同の創出が求められている」とすると同時に、米朝対立による東アジアの平和の危機について「政府・与党が言う圧力やアメリカの軍事力は何らの解決をもたらさないばかりか終局的な事態を引き起こしかねない。今こそ求められているのは憲法の平和主義に立脚した徹底的な外交努力」だとする大会アピールを採択した。

初日に教育会館で開かれた開会総会には約700人が参加。主催者あいさつの中で藤本泰成大会実行委員長(フォーラム平和・人権・環境共同代表)は、衆院選で自民党が「この国を守り抜く」のスローガンを掲げたことを念頭に「戦争法で誰が被害を受けるのか。日本の権益、日本国民の財産を守る。歴史は、そう言って、市民が被害を受けてきたことを明らかにしている」と指摘。「今だからこそ私たちは主権者として、だまされないことが重要」と強く訴えた。

基調提案で勝島一博大会事務局長(同事務局長)は選挙結果に触れ、「自公政権与党が3分の2を占め、日本維新の会や希望の党を加えて改憲を掲げる政党で80%以上を占めるという現実の中、憲法審査会での議論をはじめ、かつてなく改憲に向けた動きが加速することに警戒を強めなければならない」と述べた上で、「いよいよ憲法改正をめぐり決して退くことができない、負けることの許されない闘いがスタートする。厳しい選挙結果をしっかり受け止めるとともに、改憲をもくろむあらゆる勢力にたじろぐことなく、平和憲法を守り広げる闘いを進めていく」と宣言した。

政党・会派からは社民・吉田忠智党首、立憲民主・近藤昭一副代表、参院会派「沖縄の風」・伊波洋一幹事長が来賓あいさつ。

吉田党首は9条改悪阻止の課題について「まず第一の闘いは、国会発議をさせない状況をいかにつくっていくか」と述べ、改憲勢力が決して一枚岩とは言えない状況を最大限生かしていくことが必要と問題提起。

さらに「国民投票がなされた状況も想定した闘いをしなければならない」と述べ、「9条に自衛隊を書き込むことは戦争法にお墨付きを与えることになってしまう、事実上(戦力不保持・交戦権否認の9条)2項を空文化させてしまうことを、しっかり国民の皆さんに理解していただく努力がこれから求められている」と強調。「安倍9条改憲NO!憲法を生かす」3000万署名や各地の安保法制違憲訴訟の運動と結合しつつ、9条改憲に反対する広範な世論を形成しようと呼びかけた。

8月にスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪問した「第20代高校生平和大使」の1人の重松舞子さんは「憲法を守るためにも高校生平和大使として高校生1万人署名活動を頑張っていきたい」と語った。

(社会新報2017年11月8日号より)