総選挙 2議席を維持

TOPICS

総選挙 2議席を維持

カテゴリー:倫理選挙 投稿日:2017-10-26

吉田党首「有権者は9条改憲支持せず」

吉田ただとも

第48回衆院選は22日、投開票され、自民、公明の安倍政権与党は引き続き改憲案国会発議に必要な3分の2を超えて勝利した。社民党の獲得議席数は前回14年と同様の2議席(小選挙区1、比例九州ブロック1)にとどまった。

社民党の吉田忠智党首と又市征治幹事長は22日夜から23日未明にかけて都内で断続的に記者会見したほか、同日夕の議席最終確定後に国会内で会見した。

22日夜の会見で吉田党首は与党勝利について、社民党は野党間の小選挙区候補者のすみ分け調整に汗をかいてきたものの、解散と同時に野党第1党の民進党が分裂し野党共闘の枠組みが壊れたことで「結果的に自民、公明を利する形になった」と指摘。「しかし、これが今の安倍政権の政治に多くの国民が信任を与えるものではない。小選挙区制度の下で結果的に自公が多数を得ていることを強調したい」と述べた。

今後の野党共闘について吉田党首は「今回選挙戦で共闘した立憲民主党、共産党との関係を大事にしたい」とし、志を同じくする無所属当選者や参院民進党とも連携し「ひるむことなく行動していく」と述べた。

社民党の獲得議席が前回、前々回と同様2議席にとどまり、党勢低迷から脱することができなかった一方、民進党から分裂した立憲民主党が躍進したことに関しては、「立憲民主党が掲げる政策はかなり社民党に近づいてきた。新鮮な政党ということで立憲民主党がかなり支持を受ける中で、社民党が影響を受けたことは否定できない」との認識を示した。

23日夕刻の会見で吉田党首は、憲法をめぐる状況について「改憲勢力は3分の2を超えたが決して一枚岩ではない」とし、「9条改憲阻止に向け頑張る」とあらためて決意表明。

選挙総括に関わる党の進路および野党陣営の今後のあり方については、「立憲民主党とは協力しながら、社民党として光るような訴えをしっかりしていきたい」とするとともに、「社民・リベラル勢力の結集に向けてどういうことができるのか、しっかり議論したい」と述べた。

(社会新報2017年10月27日号より)