核兵器は世界で禁止へ さあ脱原発も続こう

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核兵器は世界で禁止へ さあ脱原発も続こう

カテゴリー:3.11・災害・復興 脱原発 投稿日:2017-08-08

原水禁 福島大会

被爆72周年原水爆禁止世界大会

「被爆72周年原水爆禁止世界大会」が7月29日の福島大会を皮切りに始まった(主催・同実行委員会)。福島市で開かれた7回目となる福島大会の全体集会には約720人が参加。核兵器違法化へと踏み出した同7日の「核兵器禁止条約」採択に続き、世界の脱原発の流れを日本から促進していこうとの訴えを共有した。また、福島第2原発廃炉は、国と東京電力の被災者と福島県民に対する償いであり、福島原発事故の責任を明らかにし、原子力政策を転換させ、各地の原発再稼働を止めることにつながるとする「フクシマアピール」を採択した(2部1面に分科会報告)。

地元あいさつで県平和フォーラム代表の角田政志さんは「避難指示解除と住民帰還は一体ではない」と述べ、帰還について避難者には一様ではない思いがある中で、区域外(自主)避難者への住宅無償提供の打ち切りなどが行なわれた実態に言及。「帰還に対して避難者一人ひとりがいかなる選択をしようとも、国と東電に対し責任をもって生活再建の保障をするという姿勢を鮮明にさせていかなければならない」と訴えた。

さらに、第2原発廃炉の決断を求める署名運動の継続・強化を呼びかけ、「そこから全国の原発再稼働反対の動きをさらに強化していきたい」と提起した。

大会では脱原発弁護団全国連絡会共同代表の海渡雄一さんが講演し、元東電経営幹部の刑事訴訟および全国各地の原発運転差し止め訴訟の現状を報告。

08年3月に東電が計算した15・7㍍は単なる試算だとしてその意義を低めようとする被告弁護側の主張に対し「基準津波の高さを決めるための公式の計算」だと強調したのと併せ、この裁判は原発事故の原因、責任、真相を明らかにすると同時に「事故の真相が隠されたというもう一個の事件が起きていたということの実態を暴いていく闘いでもある」とアピールした。

大会では福島からの訴えとして、双葉地方原発反対同盟代表の石丸小四郎さんが「原発事故から6年、事故は終わっていない」と題して現地報告に立った。

石丸さんは、上空に放射された放射線が水蒸気の原子などにぶつかって反射、地表に降り注ぐ「スカイシャイン現象」の観測、タンクに約89万㌧たまった汚染水と(除去できない)トリチウム汚染水の海洋放出の動き、山側から1日約1000㌧流れ込む中で対策の切り札とされた「陸側(凍土)遮水壁」が失敗し、汚染水が海に流出している現状などを列挙し、「国と東電は自然を甘く見ているというのが私の結論」「原子力を熱烈に推進してきた人たちは思考停止に陥っている」と端的に述べた。

(社会新報2017年8月16日号より)