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萩生田副長官の関与は明白

カテゴリー:内閣法務 投稿日:2017-06-25

■加計学園問題で福島みずほ副党首

福島みずほ

参院予算委員会は16日、学校法人「加計学園」の国家戦略特区への獣医学部新設問題で集中審議を行なった。会派「希望の会(自由・社民)」の福島みずほ議員(社民党副党首)は、文部科学省の「加計文書」再調査の結果、獣医学部新設要件の修正について「指示は(内閣府の)藤原(豊)審議官曰く、官邸の萩生田(光一官房)副長官からあったようです」と記された文科省に送られたメールの存在が明らかになった問題を追及。「安倍総理の『腹心の友』のための国家戦略特区ではないか。前川(喜平)前(文科)事務次官の喚問と(同学園理事長の)加計孝太郎さんの参考人招致を求める」と迫った。

メールの記述について福島議員が、萩生田副長官が指示を行なった、あるいは副長官から指示を受けたのではないかとただしたのに対し、副長官は「指示したことはない」、藤原審議官は「山本(幸三地方創生)大臣から指示を受け、私が手書きで文案に修正を加えた」と、それぞれ副長官の関与を否定した。福島議員は「ではなぜ萩生田副長官の名前が出てくるのか」と追及。副長官は「能動的にこの問題について関わったことはない」と答弁した。

安倍晋三首相と加計理事長の関係について福島議員は「加計孝太郎さんと安倍総理が『腹心の友』であることは知っていたか」と質問。副長官は「最近盛んに報道されているので承知している」と答えた。そこで福島議員は、安倍首相が14年5月、加計学園傘下の千葉科学大開校10周年式典で加計理事長を「腹心の友」と語ったことに触れつつ「(副長官が)千葉科学大で客員教授をやっているときに(腹心の友と)知らなかったのか」とただした。副長官は、客員教授就任と首相とは関係ないとした上で「『腹心の友』かどうか確認したこともないし承知もしていない」と自らとの関係否定に躍起となった。

福島議員は首相に対し、「萩生田副長官とこの加計学園のことで話をしたことはあるか」とただした。首相は「私は個別の事案について指示をしたことは一切ない」と強調。「岩盤規制を突破する上で、いわばスピード感をもって取り組んでいくようにという指示を節目節目に出しているところ。私の指示にのっとってしっかりと進めていってもらいたいというのが私の思い」と述べ、お得意の「岩盤規制を砕くドリル」論一般に議論をすり替えた。

(社会新報2017年6月28日号より)