「もんじゅ」の再来避けなければ

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「もんじゅ」の再来避けなければ

カテゴリー:脱原発 投稿日:2017-04-05

■新高速炉開発に反対して又市征治幹事長

又市征治 参院会派「希望の会」の又市征治議員(社民党幹事長)は3月28日の決算委員会で、昨年12月21日の高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉決定をめぐり政府が新たな「高速炉」の開発を方針としていることを問題視し、「いま踏みとどまらないとまたもんじゅの再来になる」と、核燃料サイクル政策の抜本的見直しを主張した。

又市幹事長は、廃炉費用の見通しを示すよう求めたのと併せ、廃炉を受け松野博一文部科学相が給与の自主返納を決めたことに関して「1兆4000億円近い壮大な無駄遣いへの政府の責任はこれで決着したことになるのか」と質問した。松野文科相は費用について「約30年間の工程で3750億円程度と試算している」と答弁。廃炉の責任については「結果として多額の国費を投入したにもかかわらず当初期待された成果のレベルに至らなかった」と述べるにとどまった。

又市幹事長は高速炉開発について「原型炉の稼働に失敗しながら今度は実証炉の開発に突き進むということは全く理解できない」と強調。福島原発の廃炉・事故処理費用が膨らむ中で、安全性を含めた科学的裏付けや経済性について「疑問符が付く高速炉開発に予算を計上する余裕などあるのか」と追及した。世耕弘成経済産業相はもんじゅ失敗について「プロジェクトの技術的内容の問題というよりマネジメント上のさまざまな問題があった」と答弁し、問題を切り縮めた。

(社会新報2017年4月5日号より)