辺野古闘争 重大局面へ

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辺野古闘争 重大局面へ

カテゴリー:外交安保 総務 投稿日:2017-03-31

シュワブのゲート前に3500人  「違法な埋め立て工事の即時中止・辺野古新基地建設断念を求める県民集会」が3月25日、沖縄県名護市の米軍キャンプ・シュワブゲート前で開かれた(主催・辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議)。

約3500人が参加し、「私たち沖縄県民は強く訴え続ける。国民の当然の権利である生存する権利を、自由および幸福追求の権利を、そして法の下の平等を。弾圧は抵抗を呼ぶ。抵抗は友を呼ぶ。今こそ立ち上がろう」と訴える集会決議を採択した。

違法な埋め立て工事の即時中止・辺野古新基地建設断念を求める県民集会

翁長知事「承認撤回」の意向表明

翁長雄志知事が就任以来初めて辺野古現地集会に出席し、政府(事業者)による重大な違反行為を理由とする埋め立て承認の「撤回」を行なう意向を表明した。翁長知事は「今の辺野古新基地建設の状況を見ると、私はあの米軍占領下を思い出す。あの銃剣とブルドーザーで家屋敷をたたき壊して新しい基地を造り、県民の住む所を奪いながら今日までやってきたことを思い出す」と述べ、従来の制度運用を覆して岩礁破砕許可の更新を申請しないまま護岸本体工事に着手しようとする政府の姿勢を、政府側が多用する「法治国家」ではなく沖縄を放っておく「放置国家」だと批判。その上で「辺野古新基地を止めることによって日本の民主主義を、そして沖縄県民の自由、平等、人権を勝ち取っていく」とし、「私はあらゆる手法をもって、そして撤回を、力強く必ずやります」と宣言した。

集会では社民、共産、自由、沖縄の風の各党・会派および野党系無所属の衆参国会議員6人が登壇。社民党の照屋寛徳衆院議員は、同18日に山城博治・沖縄平和運動センター議長の保釈がようやく実現したことについて「山城博治が勾留された152日間というのは、この沖縄で国家権力にあらがって生きていく意味を持った152日間だった」と振り返り、これは沖縄の未来をウチナンチュ(沖縄の人)自身が選択していくための苦闘だと訴えた。

山城議長 元気に復帰をアピール

山城博治集会開始の約15分前、山城議長が弁護団長の池宮城紀夫弁護士らと共に登壇、「帰ってくることができました。ありがとうございました」とあいさつすると、参加者からは「お帰り!」の歓呼の声が飛んだ。開会前の発言は、厳しい保釈条件を考慮したもの。

山城議長は「どんなに権力、安倍内閣が私たちに襲ってきても、われわれは屈しない。県民は屈しない。どのような暴力をふるわれても、機動隊が何百何千来ようとも、私たち県民のここにある心を覆うことはできない」とキッパリ。訴えは次第に熱を帯び、「全国の仲間の皆さん、世界中から声援を送ってくださる皆さん、どうぞ見てください。この小さきものをつぶそうとする輩たちに決して負けない、めげないで頑張り抜こうとする県民の心を見てあげてください。そして、抑圧される者が、差別と犠牲を強いられる者が、共にくじけないで頑張り続ける姿を私たちは発信しようではないか」と呼びかけた。

(社会新報2017年4月5日号より)