避難者の切り捨て許さない

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避難者の切り捨て許さない

カテゴリー:脱原発 投稿日:2017-03-28

3・20脱原発全国集会に1万1千人

3・20脱原発全国集会

(写真↑)原宿駅方面と向かうデモ隊。

3・20脱原発全国集会

(写真↑)渋谷駅方面へと向かうデモ隊。

「3・20いのちを守れ!フクシマを忘れない さようなら原発全国集会」が20日、東京・代々木公園で開かれ、約1万1000人が参加した(主催・「さようなら原発」一千万署名市民の会)。集会後、2コースに分かれて都内をデモ行進した。

集会発言で市民の会の落合恵子さん(作家)は、3月末で区域外(自主)避難者への住宅無償提供が打ち切られることについて「誰があの事故を起こしたのか。罪もない人々への住宅支援を打ち切るということは、あれがあるからようやく生きてこれたという人々の暮らしと命を奪うこと」と強く反対の意思を表明した。

避難者を支援してきた「避難の協同センター」事務局長の瀬戸大作さんは「住宅無償支援打ち切りの中で新たに生活困窮に陥るという状況が発生している」と報告。加えて、避難指示解除に伴い福島県内では「応急仮設住宅が3月いっぱいで閉鎖になる」という事態も起きているとした。

郡山市から神奈川県川崎市に避難している松本徳子さんは、全国の原発事故避難者集団訴訟で初の判決となった17日の前橋地裁判決が事故対策を怠った国と東京電力の責任を認めたことに言及。「当たり前のことが当たり前に下された判決。強制的に避難を余儀なくされふるさと全てを奪われた人々も、危険を感じ住み慣れた家から避難した人々も、とどまるしかなかった人々も、平等に国が責任を持つということが明らかになったと思う」と訴えた。

市民の会の鎌田慧さん(ルポライター)も「この判決はこれから全国的に広がっていく。再稼働もそれに影響されて再稼働できない状況が広がる」と展望を示した。

(社会新報2017年3月29日号より)