賃金減額時の年金試算を示せ

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賃金減額時の年金試算を示せ

カテゴリー:社会保障・税 投稿日:2016-12-10

福島みずほ

■参院厚労委で福島みずほ副党首

「年金カット法案」に対し、参院会派「希望の会(自由・社民)」の福島みずほ議員(社民党副党首)は6、8両日の厚生労働委員会で質問に立ち、政府側と論戦を交わした。

6日の質疑で福島議員は「物価と賃金の上昇のみを前提として(年金支給額)減額の試算をしていないにもかかわらず、なぜ本法案を提出できるのか分からない」と述べ、試算出し直しが審議の前提だと迫った。

福島議員が実質賃金が低下した場合の試算を示すよう求めたのに対し、厚労省の鈴木俊彦年金局長は、仮に05年度からずっと新ルールが適用されていたとしたら基礎年金は3%程度低下したと見込まれると認めつつ、過去に当てはめてみることで「この法案の効果、構造は十分明らかになった」と答弁。その上で、将来の賃金水準予測を政府として示すのは困難だとして「そもそもそういった(賃金が下がる)ような経済状況を招来させないように経済運営をしっかりしていかなければならない」と開き直った。福島議員は「どれくらい賃金が下がったらどれくらい(年金が)下がるのかをきちんと国民に説明すべきだ。もし賃金がずっと上昇し続けるのだとすればこんな法案はいらないのではないか」と矛盾を突いた。

(社会新報2016年12月14日号より)