発効しないTPPなぜ急ぐ 衆院採決強行に抗議

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発効しないTPPなぜ急ぐ 衆院採決強行に抗議

カテゴリー:内閣法務 外交安保 経済産業 農林水産 投稿日:2016-11-18

衆院採決強行に抗議

農水相不信任決議案を提出する4野党

(写真)農水相不信任決議案を提出する4野党(10日)

4野党幹事長会議で結束を確認

(写真)4野党幹事長会議で結束を確認(9日)

大企業や投資家優先の経済ルールを定めるTPP(環太平洋経済連携協定)の承認案が10日、衆院本会議を与党の自民、公明の与党と野党の維新の賛成多数で可決、通過した。社民、民進、自由の野党3党は採決時に本会議を退席した。採決に先立ち社民、民進、共産、自由の4野党は、一連の「強行採決」発言などをめぐり山本有二農水相の不信任決議案を提出したが、与党などの反対多数で否決された。

国会前でTPP批准反対を叫ぶ人たち

「TPPを批准させない!全国共同行動」は終日、議員会館前で抗議行動を展開。米トランプ次期大統領がTPPに反対する中で、衆院議運委員長も委員会開会を知らなかったとされる異常な状況下で行なわれた4日の衆院特別委員会強行採決を追認する本会議採決に怒りの声を上げた。

10日の記者会見で社民党の吉田忠智党首は、トランプ次期大統領は「TPP離脱」を宣言するとされておりTPPの発効は極めて難しくなったとの認識を示した上で「TPPそのものをこれから進めていくのが困難な状況になる中でのTPP採決は到底認められない」とあらためて強調した。

(社会新報2016年11月16日号より)