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「任期中の改憲」意図を公言

カテゴリー:外交安保 憲法 投稿日:2016-04-09

「争点隠しするな」の吉田忠智党首の追及を受け安倍首相

大詰めを迎えた参院予算委員会で、社民党から3月25日と同29日に福島みずほ議員(副党首)、28日に吉田忠智党首が質問に立ち、アベノミクスや改憲などについて安倍晋三首相らと論戦を交わした。15年度政府予算案は29日の予算委、本会議で与党の自民、公明などの賛成多数で可決され、成立した。社民党は反対した。

吉田ただとも

吉田党首は憲法問題について、「総理の目標が憲法9条改正で自衛隊を国防軍に変えたい、集団的自衛権(行使)をフルスペックでやりたいということであることは明らか」だと安倍首相の本音を追及した。

吉田党首が9条改憲に対する認識をただしたのに対し、首相は、自民党改憲草案の中で「事実上2項を書き換えていくと示している」と認めつつ、「私は総理大臣としてここに立っているので、わが党の憲法改正草案については憲法審査会でご議論いただきたい」とのいつもの口ぶりで、中身に関しては議論を避けた。

吉田党首は「憲法改正をやりたいと隠さないで正面から訴えるべきだ」と首相を追及。首相は「自民党の政権公約の中にもずっと入っている」と答え、隠しているわけではないとした上で、「わが党として示していることはそもそも私の任期中にやらないということ自体がおかしなこと」と述べ、任期中の改憲実現に対する意欲を公言した。

(社会新報2016年4月6日号)