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憲法コラム

第74回(6月11日):福島みずほ 議員

各地に、「憲法を守る会」といった会があり、一緒に活動したり、講演を頼まれたりする。

福島みずほ

 各地に、「憲法を守る会」といった会があり、一緒に活動したり、講演を頼まれたりする。随分前に、憲法学者の水島朝穂さんに、「『憲法を守る会』ではなくて、『憲法を守らせる会』でしょう」と言われて、眼からウロコが落ちた気がした。そうだ、国民が憲法を守るのではなく、憲法は為政者を縛るもので、国民は為政者に対して、「憲法を守れ」と守らせるものだ。これが立憲主義である。

 政府や国会は、多数決を持ってしても奪ってならない基本的人権があるのである。政府は、外国で、アメリカとともに戦争をしようと思っても憲法はそれを禁止しているのである。

 立憲主義の考え方が広がってきている。日本国憲法は、大臣や国会議員や公務員などに憲法尊重擁護義務を課している。自民党の改憲案は、国民に、憲法尊重擁護義務を課している。国民に憲法を守れというのは、立憲主義を全く理解していないと言わざるを得ない。

(2013年6月11日 社民党党首 福島みずほ)


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