HOME特集>憲法コラム>41.吉川元

特集

憲法コラム

第41回(5月3日):吉川はじめ 議員

「あたらしい憲法のはなし」

吉川はじめ

 今日5月3日は、憲法記念日です。全国各地で憲法を守る集会が開かれており、社民党も恒例となっているJR上野駅で街頭宣伝活動を行います。

 憲法記念日に際してある文書を紹介します。

「みなさん、あたらしい憲法ができました。そうして昭和二十二年五月三日から、私たち日本國民は、この憲法を守ってゆくことになりました。このあたらしい憲法をこしらえるために、たくさんの人々が、たいへん苦心をなさいました。・・・こんどのあたらしい憲法は、日本國民がじぶんでつくったもので、日本國民ぜんたいの意見で、自由につくられたものであります。・・・みなさんも日本國民のひとりです。そうすれば、この憲法は、みなさんのつくったものです。」

 少し長くなりましたが、これは文部省が日本国憲法の解説として作った『あたらしい憲法のはなし』という中学1年生向けの社会科の教科書からの抜粋です。

 新憲法はどういうものか、その性格と特徴が、わかりやすく書かれおり、新しい憲法のもとで民主的で平和な社会を作っていく意気込みにあふれています。しかし、この教科書で中学生が勉強できた期間はほんのわずか、すぐに副読本に格下げされ、数年後にはなくなりました。

 副読本となったのは朝鮮戦争が始まった年、日本はいわゆる「逆コース」の時代に突入していきます。

(2013年5月3日 社民党政審会長代理 吉川はじめ)


HOME特集>憲法コラム>41.吉川元