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憲法コラム

第38回(4月30日):福島みずほ 議員

憲法24条は、家族のなかの個人の尊厳と男女平等を規定している。

福島みずほ

 憲法24条は、家族のなかの個人の尊厳と男女平等を規定している。自民党は、この一項に次の文章を入れるという改憲案を発表している。「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合わねばならない」。自民党のQ&Aを読むと「昨今、家族の絆が薄くなっていると言われています」とある。

 2005年に発表された自民党新憲法起草委員会小委員会要綱は、24条について、「国民は夫婦の協力と責任により、自らの家庭を良好に維持しなければならない」「国民は自己の保護下にある子どもを養育する責務を有するとともに、親を敬う精神を尊重しなければならない」と変えるべきだとしている。

 結局、自助の強調であり、家族のなかの親子の扶養義務を強調し、子育てや介護の責任をもう一度家族に押しつけることになるのではないか。家族は互いに助け合えと国から説教され、命じられる筋合いはないと考える。

(2013年4月30日 社民党参議院議員 福島みずほ)


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