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憲法コラム

第27回(4月17日):又市征治 議員

それでも、維新の会は自民党に付いていくの?

又市征治

 朝日新聞(4月11日号)の「天声人語」によれば、4月9日、維新の会の橋下代表は、所属国会議員団に次のように憲法観を語ったという。曰く「憲法というのは権力の乱用を防ぐもの、国家権力を縛るもの、国民の権利を権力から守るものだ。こういう国を作りたいとか、特定の価値を宣言するとか、そういう思想書的なものではない」「きちんとした憲法論を踏まえなければいけない。国会での議論を聞いていると大丈夫かなと思う」と。安倍首相なり自民党を批判しての言のようだ。憲法28条や19条を無視して労働組合を敵視し、思想調査や弾圧を行う橋下氏にこう語られると違和感を覚えるが、この憲法観そのものには同意できる。

 安倍首相なり自民党の憲法観は、「国家権力を縛るもの」ではなくて「国民を縛るもの」に改悪したいというものだ。したがって両者の考え方は180度違うようだが、憲法三原則をねじ曲げたり、放棄しようということには協力するという。これで矛盾を感じない頭の構造はどのようなものであろうか。政治遊戯としかいいようがない。

(2013年4月17日 社民党幹事長 又市征治)


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