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憲法コラム

第19回(4月8日):照屋寛徳 議員

「暴走老人」の「壊憲」の正体

照屋寛徳

 「暴走老人」こと石原慎太郎が、東京都知事、「太陽の党」の共同代表であった頃、しきりに「改憲」ではなく、「壊憲」を、と主張していた。

 「暴走老人」は、当時「憲法改正手続は、時間を要する。従って、現行憲法はぶっ壊す、という意味での『壊憲』だ」との暴論を吐いていたのである。

 私は、2012年3月15日の衆議院憲法審査会で、このような「暴走老人」の「壊憲論」を護憲の立場で批判した。

 その際、次のような趣旨で意見表明したことを覚えている。

 「理論的には、クーデターや革命により現行憲法の理念を全否定する政権が誕生した場合、憲法改正ではなく破棄もあり得ると思いますが、私や国民はそれを望まないし、そのような事態があってはならないと考えます」と。

 その後、「暴走老人」は、「太陽の党」から「日本維新の会」の共同代表へと変身した。その「日本維新の会」は、去る3月30日、党綱領を発表し、憲法について、次のように規定する。

 「日本を孤立と軽蔑の対象に貶め、絶対平和という非現実的な共同幻想を押し付けた元凶である占領憲法を大幅に改正し、国家、民族を真の自立に導き、国家を蘇生させる」と。

 さらに、「暴走老人」は、「夏の参議院選では憲法改正を争点にしなければいけない」「日本は強力な軍事国家になるべきだ」「核武装を議論することもこれからの選択肢だ」(4月5日付朝日新聞インタビュー)。「暴走老人」の正体が見えた。

 ハアー、と長嘆息。今日のコラムは、「暴走老人」の愚知と妄言への反論で長文になった。「護憲」の立場で「壊憲」を許さないために、お許しを!

(2013年4月8日 社民党 衆議院議員 照屋寛徳)


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