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憲法コラム

第7回(3月25日):照屋寛徳 議員

安倍総理からの案内状

照屋寛徳

 3月21日の夕刻、安倍総理からの案内状が届いた。正確に言うと、案内状は議員会館の郵便箱に投げ込まれていた。

 案内状には「平和条約の発効による我が国の完全な主権回復及び国際社会復帰60年の節目を記念し、主権回復・国際社会復帰を記念する式典を左記により挙行いたしますので、御参列賜りますよう御案内申し上げます」となっていた。

 式典委員長は「内閣総理大臣 安倍晋三」だ。式典は4月28日、場所は憲政記念館。

 私は、出欠返信用ハガキの「欠席」を〇で囲み、次のように添え書きした。

 「サンフランシスコ講和条約により、沖縄はアメリカの施政権下に売り渡され、苦難を強いられ、人間としての尊厳を奪われた。『我が国の完全な主権回復』は嘘だ。沖縄にとって『屈辱の日』だ」と。ハガキの余白には「式典に抗議し、中止を要求する」と書き込んだ。

 「サンフランシスコ講和条約の発効により我が国の完全な主権回復」が実現したと、大嘘を平気でのたまう安倍総理が、自主憲法を制定して、わが国の真の独立を達成しよう、と声高に叫ぶ。歴史の真実を意識的に見ない、考えない大嘘つきを総理に選んでしまったこの国の政治は、一体どこへ向かうのか。

(2013年3月25日 衆議院議員 照屋寛徳)


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