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雇用と賃上げに全力

福島みずほ党首NHKインタビューで福島党首 社民党の福島みずほ党首は13日、NHK番組「日曜討論」の各党代表インタビューにこたえ、第2次安倍政権発足を受けた政治課題について語った。

 この中で福島党首は「今年社民党はとりわけ雇用に力を入れていこうと思っている」と強調。アベノミクス(安倍政権の経済対策)の帰結について「インフレになり、金利が上がって、ローンが増えて、しかし給料は上がらない」という懸念があると指摘した上で、「社民党は雇用をきちっと立て直すこと、労働条件を守ること、とりわけ給料を上げる政策を強く訴えていく」と述べ、最低賃金の時給1000円以上への引き上げや(公共事業受注に際して適正な労働条件を確保する)公契約法・条例の制定などに尽力するとした。

 また、夏の参院選について福島党首は、今度の参院選は社民党にとっても、憲法のあり方や雇用・経済政策にとっても極めて重要との認識を示し、「社民党の議席増、自民党を勝たせない、改憲勢力を増やさない、これら(の命題)を両立させるべく国民の皆さんの支持を広げたい」と述べた。

統一会派追及など「当面の闘争方針」

 党全国連合常任幹事会は17日、次の通常国会に向け「野党いずれかの党と早急に院内統一会派を組むことを打診し、予算委員会等での発言力の確保を図っていく」ことなどを盛り込んだ「当面の闘争方針」を決定した。

 国会闘争冒頭の焦点である安倍政権の緊急経済対策と補正予算案については「今日のデフレの原因は国際競争を口実にした大幅な賃金削減が大きな要因であるから、賃上げや正規雇用増、消費増税撤回による個人消費の拡大こそが景気回復の途」だとして、「アベノミクス」の反国民性を追及していく構えを強調。

 憲法擁護の課題では、参院選での与党自公の過半数獲得や改憲勢力の3分の2獲得を阻止するため「院内外での広範な改憲阻止戦線の構築を目指していく」とするとともに、「大胆な野党間の選挙協力も模索しなければならない」とした。

広範な改憲阻止の共闘を

又市征治自治労の旗開きで又市副党首が提唱 自治労(徳永秀昭委員長)は16日、都内で「2013年新年交歓会」を開いた。

 社民党から又市征治副党首が来賓あいさつに立ち、夏の参院選について「全体として自公にしっかり歯止めをかける努力をやりたい」と決意表明した。

 又市副党首は、参院選に込めた安倍政権の思惑について「自公で過半数を取り、できるならばその他の改憲勢力を含めて3分の2を取り、一気呵成(いっきかせい)に戦後レジームからの脱却に突き進みたいというのが本音だろう。これにどう立ち向かっていくのか」と問題提起。その上で又市副党首は「憲法9条を変え、自衛隊を『国防軍』に変えて米軍と一緒にどこへでも行き、集団的自衛権を行使できる国を、と思っている国民はほとんどいないのではないか」と述べ、この憲法改悪阻止のテーマに加えて税財政、社会保障、雇用・労働政策に関わる国民生活の向上および原発依存政策からの脱却の課題を挙げ、「こういうことで意思統一できる政党は可能な限り選挙協力をやり、総体として改憲勢力を阻止する戦い(の態勢)を敷くべきだ」と呼びかけた。

集団的自衛権容認発言に強い警戒感

福島党首 社民党の福島みずほ党首は16日の記者会見で、安倍首相が憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認に意欲を示していることについて「安倍内閣がやろうとしていることは見えていて、解釈改憲をやり、それから(96条の)憲法改正手続きを緩和し、それから憲法9条を明文改憲するという工程表がありあり」と述べ、強い警戒感を表明。97年の日米防衛協力指針(ガイドライン)改定が米軍を後方支援する周辺事態法制定や有事法制整備につながったことを例に挙げ「現実を先行させて、仕方ないでしょという形で法律を変える、場合によっては憲法を変えると。(このやり方は)本末転倒だ」と指摘した。

 さらに、安倍首相が2月にも予定する初訪米の際の日米首脳会談で、憲法解釈見直しについてオバマ大統領に説明したいとしていることに対し、福島党首は「何でそんなに重要なことをよその国の大統領に言うのか、全く理解できない」と批判した。

清水澄子さんが死去

清水澄子東アジアの女性の連帯のために尽力
 元社民党副党首で元参院議員の清水澄子(しみず・すみこ)さんが14日、肺がんのため、さいたま市内の病院で死去した。84歳。

 清水さんは28年生まれ。福井県立丸岡高女卒後、地域労働運動に飛び込み、同県評婦人部長や「福井県働く婦人の会」事務局長などを歴任。67年に日本婦人会議(現I女性会議)事務局長、83年に同議長に就任。89年、社会党から参院比例代表選に立候補し初当選(2期)。橋本自社さ政権下で経済企画政務次官を務め、「児童の商業的性的搾取に反対する世界会議」に政府代表として出席するなどした。社民党政審会長代理、参院国対副委員長、副党首なども歴任した。

 清水さんが長年力を入れてきたのが、東アジアの民衆、特に女性の国際連帯運動。金大中元大統領ら軍事独裁政権下の韓国政治犯救援と民主化支援に尽力するとともに、秘書を務めた田中寿美子参院議員を団長とする女性訪朝団をきっかけに結成された「朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会」代表や、日朝国交正常化連絡会共同代表を担った。

若者の雇用創出を

「成人の日」街宣行動
写真|街宣をする福島党首。

「成人の日」街宣行動 関東地方が大雪に見舞われた14日、党県連合・横浜市連合はJR新横浜駅頭で「成人の日」に合わせ、街頭宣伝行動を行なった。

 社民党の福島みずほ党首(党神奈川県連合代表)は新成人にお祝いのメッセージを送り、脱原発社会の実現、若者の雇用の創出など党の重点政策に加え、「憲法を変えるのではなく憲法を暮らしに生かすことこそ大切」などと訴えた。

(社会新報1月23日号より)

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