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10年2月3日・社会新報(10年2月3日号)

全国大会 連立で成果、参院選勝利へ

「――くらし、雇用、平和――連立政権で成果をあげ、参議院選挙に勝利しよう」をスローガンに、社民党は1月23、24の両日、東京・社会文化会館で第12回定期全国大会を開き、夏の参院選で改選3議席の倍増を目指すことなどを柱とする運動方針を決めた。また、役員改選を行ない、新執行部を選出した。

第12回全国大会 初日のあいさつで福島みずほ党首は、3党連立政権入りして初めて迎えた党大会の開会に当たり「社民党には歴史、時代、社会の中で大きな使命と責任がある」とあらためて述べ、「全力で政策を実現し、支持者を飛躍的に増やしていこう」と参院選必勝を訴えた。

 大会は質疑・答弁を行なった上で、重野安正幹事長の幹事長報告を承認するとともに、全国連合常任幹事会提出の2010年―2011年運動方針案、参院選闘争方針案、統一自治体選闘争方針案などの議案を、それぞれ満場一致で可決、決定した。

 参院選方針は、(1)09年総選挙の比例得票数の3割増(390万票)獲得を目標に、比例で3人以上の当選を目指す(2)選挙区で3人以上の当選を目指す――とするもの。

 また1月27日の両院議員総会で国対委員長に照屋寛徳、政審会長に阿部知子の両衆院議員が選出された。照屋国対委員長は新任、阿部政審会長は留任。

参院選予定候補者 決意を語る

 党大会2日目の1月24日、党公認の参院選予定候補者(同日現在)が登壇して決意を語った。要旨は以下の通り(発言順。比例・福島党首と、当日欠席の埼玉選挙区・日森文尋さんを除く)。

青山光子いのちを大切にする社会めざす
青山光子さん(愛知・新)

人が人として尊重され、いのちを大切にする社会を目指す。
一日一日を大切にして全力で頑張る。

大川朗子最先頭に立って護憲訴えていく
大川朗子さん(大阪・新)

政権交代したのはよかったが、二大政党化の流れの中で、このままでは改憲に進むのではないかと心配していたら、護憲の取り組みを続けてきた社民党から声をかけられた。
最先頭で護憲を訴えていく。

吉田忠智働く仲間が希望を持てる社会へ
吉田忠智さん(比例・新)

働く仲間を底上げし、地域を再生し、平和憲法を生かそうと訴える。
働く仲間の汗が報われ、希望の持てる社会を目指して全力で戦っていく。

近藤正道愛と自然と平和掲げ1議席守る
近藤正道さん(新潟・現)

新潟県民の良識が与えてくれた選挙区の1議席を守りたい。
「愛と自然と平和のために」を掲げ、連立政権の基礎を打ち固め、連立の中に社民党が入ってよかったと思ってもらえるよう全力を挙げる。

辺野古への新基地建設断念を

■移設に反対する稲嶺進さんが勝利  米軍普天間基地の移設問題を最大の争点とした沖縄県名護市市長選は1月24日、投開票され、同市辺野古への移設に反対する無所属新人の稲嶺進候補(64)=社民、民主、共産、国民新、社大、そうぞう推薦=が移設容認の現職の島袋吉和候補を破り、初当選した。沖縄県名護市長選挙当確の報せに稲嶺さんは「辺野古に基地を造らせないという信念を貫く」とキッパリ決意表明。県内移設に反対する声はいよいよ勢いを増すこととなった。

 選挙結果について党県連合(照屋寛徳委員長)は「稲嶺氏当選は名護市民の賢明な選択。政府はこの結果を重く受け止め、辺野古への移設は速やかに断念すべきだ。社民党は連立政権の中でしっかり県外・国外移設を主張し米国にも求めていく」とコメント。

 全国連合の重野安正幹事長も、稲嶺さん勝利について「平和を求める意思が結集されたもの」とする談話を発表した

潜在的待機児童の実態把握せよ

阿部知子議員■衆院予算委で阿部知子議員 雇用調整助成金の支給要件緩和などの緊急経済対策を盛り込んだ総額7・2兆円の09年度第2次補正予算案が1月25日の衆院本会議を与党などの賛成多数で通過し、同28日の参院本会議で成立した。野党のうち自民、共産が反対。公明、みんなは賛成した。

 社民党の阿部知子衆院議員は1月21日の予算委員会で、政府統計に表れない「潜在的(保育所)待機児童」の実態把握と数値目標を伴う保育ニーズ充足計画策定を求めた。

 阿部議員は、母親が求職活動中の多くの子どもが政府統計の待機児童には含まれていないと指摘。「仕事に就きたくても今は働いていないから子どもを預けられない。(そのため)仕事にも就けないという悪循環になっている」として、@政府は「真の待機児童」の数を家庭の所得実態を含め把握すべきA(児童福祉法施行令が「保育に欠ける」ことの基準要件を「昼間労働していることを常態としている」としていることを背景に)親が不安定就労で低収入の子どもほど保育所に入りにくい現状を改善すべき――だとした。

平野官房長官の発言撤回を要求

山内徳信■参院予算委で山内徳信議員  辺野古移設反対派が勝利した名護市長選の結果に関連して平野博文官房長官が「斟酌(しんしゃく)してやらなければならないという理由はない」「(代執行を)法律的にやれる場合もある」などと述べたことに対し、社民党の山内徳信参院議員は1月28日の予算委で「民主主義の本質を否定し、沖縄県民、名護市民を冒とくするもの」だと強く批判し、発言撤回を要求した。

 平野官房長官は「(自身が委員長を務める与党沖縄基地問題)検討委員会という立場においてゼロベースで物事を決めていく」ことを説明したもので、民主主義や民意を否定したものではないとした。

雇用の「安全網」どう改善された

近藤正道■参院予算委で近藤正道議員  社民党の近藤正道参院議員は1月27日の予算委で、鳩山3党連立政権の一連の施策によって「雇用のセーフティネット(安全網)はどのように改善されたのか」と、政策の効果をただした。

 これに対し長妻厚労相は@雇用調整助成金の適用要件緩和で80万人の失業を防止A雇用保険の加入要件緩和で255万人が新規加入――などの見通しを示した。職業訓練中の生活支援金の受給者数は現在、1・8万人だとした。

(社会新報2月3日号より)

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