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2008年03月11日┃福祉

社民党「産声プロジェクト」 秋田県北秋田市・大館市 医療現場訪問

地域の病院で産科医や小児科医をはじめ、深刻な医師不足に陥っている問題で、社民党は11日、「産声の聞こえる街づくりプロジェクトチーム」(福島みずほ座長)視察団を秋田県北秋田市と大館市に派遣し、福島みずほ党首、清水澄子元参院議員らが参加。現地で党秋田県連合の山本喜代宏代表、石田寛県議、千葉文吉・北秋田市議、相馬えみ子・大館市議らが合流した。

改善につながらぬ「集約化」、産科医の確保に国が責任を。

 視察団はまず、北秋田市役所に岸部陞(すすむ)市長を訪ね、意見交換。続いて厚生連北秋中央病院を視察した。

 院長の神谷彰さんは、医師が地方に集まらない要因は過重労働や専門医志向などにあるとした上で、「(地方での医師確保は)それぞれの病院の努力では限界だ。行政が政策的な誘導をして欲しい」と述べ、地方での医師確保と絶対数の増加、医師偏在の解消を国に求めた。

 一行はその後、大館市に移動。2年前に大学からの派遣医師の引き揚げに伴い産科を休止し、助産師外来を立ち上げた大館市立扇田病院を訪れた。

 同院の助産師は「助産師外来はお産の質を高める取り組み。総合病院での一律なケアとは違う、メンタルな面で満足できるお産を目指す」と述べ、同外来にかける熱い思いを語った。

 また、院長の大本直樹さんは、医療資源を特定の病院に集中するとして国が進める病院の「集約化」の実態について、「一部の病院がただ撤退して、拠点とされた病院だけがそこに残された」に過ぎないと批判した。

 「集約化」された病院の医療体制が充実されることなく患者だけが集中する現実は、次に一行が訪れた大館市立総合病院でも同様に見られた。

 小畑元(はじめ)市長のあいさつに続き、院長の武内俊さんは、扇田休診を受け妊産婦が急増した総合病院で里帰り出産を断っていることについて、「激務で産科医ひとりが脳梗塞に倒れた。市民のお産を守るだけで精一杯の水準にあり、やむを得ない措置」と理解を求めるとともに、集約化が医療崩壊に何ら解決にならないことを強調した。

 病院側からはまた、「妊婦健診やケアなどで助産師を積極的に活用することで産科医の負担軽減を図れないか」との福島党首の質問に対し、「(助産師の活用で)余裕ができれば(妊婦受け入れの)範囲を段階的に拡大していきたい」と前向きな発言もあった。

 最後に、約200人が参加した市民との対話集会に臨んだ一行は、心のケアが重要と訴える妊婦や理想のお産に取り組む助産師の方々の発言を聞き、今後とも党がお産を応援していくことを約束した。

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