社民党は「子どもたちへの手紙」を募集いたします

「子どもたちへの手紙」

イラスト・柚木ミサト子どもたちに何を伝えたいのか、どう思っているのか、皆さんの思いを自由に綴ってお送りください。ご自分の子どもに対してだけではなく、子どもたち全体に伝えたい思いも書いていただけたらと思います。

(イラスト:柚木ミサトさん http://www.mikanblog.com/ )

応募要項はこちらです。※受け付けは終了いたしました。


ご応募いただいた方の「手紙」を掲載しています。

イラストを提供してくださっている柚木ミサトさんからもお手紙をいただきました

すべての子どもたちへ

岐阜県 柚木ミサトさま 女性 46歳

今、日本は大変な問題があふれているね。私は、放射能を目に見えるように沢山の絵を描いた。その絵は、ここにもあるように【あかいつぶつぶの絵】って呼ばれてたくさんの人が使ってくれている。それと、被曝から子どもたちが自分で身を守ることが出来るよう放射線のことを学ぶ子ども用のテキストも作ってインターネットでまき散らしたよ。これも、いろんな人や、学校や、市で使われてる。思いつくことをどんどんやっていくよ。

私は46歳で、19歳と15歳の二人の子どものお母さんで大人なんだけれど、福島県に住む子どもたちが、被曝から守られない事にびっくりして毎日泣きながらいっぱいたくさんのこと考えたよ。沢山反省もしたし、君たち子どもにもっと良い世界が残せるつもりだったのに、ごめんなさいって何度謝っても足りないと思ってる。けれど、反省して弱って る暇はないんだ。大人たちは勇気を出して知恵をしぼって大急ぎで世の中を変えていかなきゃいけない。

イラスト・柚木ミサトなぜ、私たち大人はいろんなことにじゃまをされて、自分たちが望むように十分に子どもたちを守れないんだろうって考えた。今ある社会の仕組みは、たくさんの人が、みんな平等に幸せになるために作ってきたのだけれど、そうやって自分が守られているうちに甘やかされてすべての人が弱くなっちゃったんだと思うんだ。弱くて自分で考えない人ばかりだから、自分の考えで自由変えられないようになってしまったんだ。自分で考えないで難しいことは専門家に任せっきりにして、自分に便利で安いことだけを大事にしすぎたせいだと思うんだ。それに、きっとどこかに神様みたいにえらい人が居て、危ないことや悪いことはささっと解決してくれてるだろうって安心しちゃってたんじゃ無いかと思う。でも、よく考えたらわかることだけれど、この世界は神様が作っているんじゃない、私たち大人が作っているんだね。これは、とっても大変な間違いだったんだ。

今、全てのおとなは自分の力に気がつかないといけない。甘やかされて、自分一人じゃ何も出来ないって思い込んでるけれど、この世の中を作って来たのは大人たちみんなが望んだからなんだって気がつけば元気が出るんじゃ無い?だって、今の世の中を自分たちが作ったのなら作り直せば良いんだから。沢山の大人が、この世の中を変えようと頑張っているよ。君たち子どももじっとよく観察してそれを見つけてほしい。周りの大人にも変わっていこうとする勇気が芽生えていることを。こうやって社会は作られていくことを知っていてほしい。私は、人は誰もが同じに力を持っていると信じている。勉強ができることや、お金を沢山持っていることや、大きな会社の社長や、総理大臣や、天皇陛下だって変わらない。この国を作っていくのは、私のようなお母さんにだって、君たち子どもにだって、誰にだって愛と勇気があれば参加する力も権利も責任も十分にあるってことを思い出さなきゃならないと思うんだ。

本当は、どんな世の中だって、自分の力で幸せをつかめる。幸せは空から降ってくるんじゃないんだよ。自分でつかむからぴったり自分の思う幸せをつかめるんだ。そのほうがいいでしょう?私は46歳から人生をやり直してもっと幸せをつかむ。君たちはまだ子どもだからもっと時間があるね。今思っているよりずっとおおきな幸せを思い浮かべて。「できない」って思ったら「それはなぜか」考えて。だって、今の世の中はみんなが自分の力で幸せがつかめない人のための仕組みだから、その仕組みのせいかもしれないんだ。そんなつまらない仕組みは変えていけば良いんだよ。

自分の力に早く気がついてあげて。頭の固い大人が変わるより、君たち子どもの方が大変身しやすいんだから。

私はこのことを絵に描いていくよ。どこまで出来るか全力で死ぬまでずっと挑戦なんだ。これは楽しいことだよ。自分の力を信じて生きていくのは本当にうれしいことだよ。今、生きてるのはその生き方でその時を幸せにするんだよ。一緒に挑戦しよう。一緒に世の中をつくろう。

きっとできる。そして近い将来、世界中のみんなで幸せをつかむんだよ。

埼玉県草加市 又辺さま 72歳

 最近チェルノブイリ原発事故の影響でベラルーシの子供達が二百人ほど日本へ「避難旅行」しにきた事を労働者文学七〇号に載せて戴きました。それは二十五年前の夏のことです。七グループに分かれて日本の各地へ訪れたのです。

私が勤めていた靴会社の夏休みの昼頃に大型バス一台に二十五名ほどが乗って来ました。八歳から十三歳までの少年と少女たちです。少女は青い眼をして茶髪の毛に大きなリボンを着けていました。

 会社の庭に五つほどテントを張り、「おでん」「やきとり」「フランクフルト」「焼そば」「サンドイッチ」「餅つき」などをしてもてなしました。

イラスト・柚木ミサト 始め、少年と少女達は笑顔を見せませんでしたが夕方帰路につく頃は笑顔がいっぱいでした。みんなは自分たちが放射線の影響で、特にヨードの被爆で甲状腺を犯されるのを知っていたようです。それなりの医師の治療があるので知ってしまうのです。付き添いのソビエト連邦の御婦人たちからは事前に「できるだけ放射能の話はしないで欲しい」という連絡があったのでそれらの話は一切しないで接待し、靴作りのお話をして楽しく過ごしました。

 ベラルーシの子供たちは「治療に専念して、将来原発事故の無い社会造りをする」と言ったり「大きくなったら医師になる」とにっこり笑って言ってくれたりしました。ある少年は「小父さんたちのように立派な靴を造る人になる」とフランクフルトにかぶりつきながら言ってくれました。

 子供たちは被爆している自覚を持っているのに、将来への夢をきちんと持ってしっかり前を見ている姿に感動しました。夕刻帰って行くバスを見送りながら涙を堪え切れませんでした。子供の「健康であれ!」の祈りと、シッカリ展望を持つ姿勢に感激したのです。東日本大震災と福島原発の被害を受けて衝撃を受けた子供達に、ベラルーシの子供達に学ぶのが大切だと伝えたいのです。

 その後戴いたベラルーシの子供達の御礼の手紙を見ると、ほとんどの子供達は元気に過ごしている様子が書かれていました。子供は未来をみつめて前進するのが最も良いと確信します。頑張れみんな!

子ども達に何を伝えたいのか。

宮城県白石市 吉田さま 女性 54歳

 私は今54才。原発事故が起きる1ヶ月前に長女が結婚。南三陸町で美味しい海の幸を食しながら、ささやかに両家でお祝いをした。まだ仕事が残っていた新妻を宮城においたまま、名残惜しそうに婿は郷里の九州に帰って行った。

 3月11日の東日本大震災、引き続く原発事故。遠く離れ離れに住む若夫婦は、錯綜する情報の中で、狂乱状態に近かった。私も、ひょっとして娘に子どもができていたら、そうでなくとも近々子を産むであろう娘に、できるだけ放射能を浴びせたくないと必死だった。婿は、反原発の意思を九州から発信し、周囲から奇異な目で見られ、傷つく。やり場のない怒りは、社会全体への不信感に向かう。

 あれから8ヶ月。今私は、福島県境の宮城県の郷里の地で、放射能から子どもを守ろうという親たちとともに行動をしている。きっかけは、社民党の方なら理解してくれるのでは?というお母さんとの出会いだった。原発や放射能の健康被害の認識は、「安全神話」報道の中で大きな較差を生み、差別を助長する。孤立化し、不安を抱える親たちの支えになれればと奔走してきた。

イラスト・柚木ミサト 一方で、たくさんの出会いがあった。いろんな価値観にも触れた。日本の古くからの食生活の素晴らしさの再発見もした。私たちは、高度経済成長や市場万能主義、効率優先の中で、人類の文明を過信しすぎた。このままじゃいけないと言い続け、とんでもないことがいつか起きることも解っていた。けれど防げなかった。しわよせは皮肉にも、子やこれから産まれてくる次世代。後悔などしてはいられない。今この一刻一刻も、多くの子どもたちは被曝し続けている。一人一人の小さな蟻の力が、今象を倒すところに来ている。命と平和を最優先に、差別のない社会を作ることが、被曝から子や孫を守ることだと確信している。そして、人類がつくった毒は、人類の英知の結集で克服できると信じている。悲しみや苦しみ、あらゆる壁を乗り越えて、明るくつながって声を上げ続けた人がいて、今あなたたちが生かされていることを覚えていてほしい。

子どもたちよ、忘れるな放射能汚染を

岩手県奥州市 千葉さま 男性 70歳

 アメリカが、広島・長崎に初めて原子爆弾を投下。放射能が飛散し、数十万人の方々が亡くなりました。現在でも、放射能を浴びて原爆症で亡くなっています。

 アメリカの水素爆弾実験の放射能の灰を受けた日本の漁船員も亡くなっています。

 そして今回、アメリカより、安全、安全と言われて買った福島第一原子力発電が、3・11の大震災で破壊され放射能が飛散しました。

 付近の住民が、放射能汚染で住めなくなり全国各地に避難せざるをえませんでした。

 東北、関東の野菜、茶、米等々や牛乳、肉牛、水、そして海でとれる魚までも汚染されました。空気中や食べ物から放射能を吸収する内部被ばく、大気中や土壌から身体に浴びての外部被ばくにより、20〜30年後にガンのリスクが高くなります。

イラスト・柚木ミサト 福島の原子力発電の事故がなくても、自然に放射能を浴びていたのです。

 今回の事故で、2倍、3倍と放射能を浴びているのです。

 子ども達程、放射能の影響が大きいということは、学者も言っているし、過去にあったチェルノブイリ事故でも証明されています。

 ではどうしたら良いのか。今ある原子力発電を完全に廃止することです。止めても放射能がなくなりません。止めなければ、いつまでも危険なのです。

 今ある放射能を減らすため、東京電力と政府が除去のために何年間も継続することです。我々一人々は原子力発電が完全に止まるまで、粘り強く運動することだ。

 原子力発電推しん派は、まだ止めようとしないでしょう。我々は、社民党と共に手を組んで原発廃止を叫び続けることです。

ふくしまの子どもたちへ

香川県高松市 宮本さま 女性 68歳

 寒くなりましたネ。あれから8カ月が過ぎました。風邪などひいていませんか。みなさんがどんなふうに毎日を過ごしているかと、とても気になっています。地震や津波に加えて、放射能というとてつもないものに挑んでいかなければならない暮らしが、続いているからです。

 家族や友だちを失ったり、家を無くしたり、大変でしたネ。みなさんの多くは、家を離れ、友だちと別れ、学校を離れ、または外で遊べず、マスクが手放せない毎日だと思います。本来学校や町には、元気な子どもたちの姿があり、家族そろっての毎日が続くはずでした。失ったものは、言葉では表せないほど大きい…。

 みなさんの、小さな胸に入りきらないほどの悲しみと怒りを思うと、とても胸が痛みます。家族と離れて生活しているみなさんは、相談したり喜びあったりする人がいますか。友だちは、いますか。つらいとき悲しいときは、我慢しないで大声で泣いてください。怒っていいのです。

イラスト・柚木ミサト 一方で、私は、みなさんに謝りたいと思います。原子力発電所がこんなに恐ろしいものだと知り得なかった一人として、大きな責任を感じています。ほんとうにごめんなさいネ。

 どんなに謝っても取り返しがつきませんが、日本中の原子力発電所を、少し効率は悪くても安全で安心な電力に、変えていきたいと、思っています。知りうる限りの福島の状況を周りの人に話して、署名を取り組んでいます。みなさんも、つらいでしょうが今の状況をしっかり見て、後輩やみなさんの子どもたちに伝えてください。わたしも伝えます。忘れません。一日でも早くふるさとの元の生活を取り戻せるように、みんなでがんばりましょう。

 これから、寒さの厳しい季節になります。友だちや家族と励ましあって、乗り切ってください。四国の地から、祈り、応援しています。

愛する子供たちへ

宮城県大崎市 伊東さま 55歳 女性

 まず私が一番に伝えたいのは、自分を好きになりなさいということです。自分をいたわり、自分の短所も長所も全て合わせて好きになるのです。自分を好きでなければ他の人をも好きになることは出来ないからです。自分を認めてはじめて人をも認めることが出来るのです。産まれて間もない小さな赤ちゃんを見ていると、誰もが最初は皆同じ、こんなに小さくて、尊い存在なんだとつくづく思います。大きく成長してもその尊い存在は変わりません。あなた達は決してその事を理解出来ない子供達ではないのです。あなた達が成長していく過程で受けた環境は、あなた達の考え方に影響していきます。何も知らなかった幼子が言葉を覚え、物事の良いことと悪いことを少ずつ覚えていきます。誰があなた達に教えたのですか?そう、私達大人です。私達大人は、良いことばかりでなく、悪いこともあなた達に教えてしまっています。私達はもっと真剣に子供達の未来と向き合い、子供達の鏡となる存在であることを肝に銘じなければならないと思っています。子供達の幸福は、人類の未来であり希望です。生きることはとても真剣なことです。そして命があるということは、大いなる恵みです。子供達よ、あなた達を必要としている人は必ずいます。

イラスト・柚木ミサト それから決して夢を持つことをあきらめないで下さい。目の前にいろいろ問題があって思うようにいかなくても、壁に当たるのは前に進んでいる証拠です。立ち止まれば何もおこりません。自分の力を信じて前に進んでいけば、夢は現実となります。私は多くの夢をあきらめてきました。でも、大人になってまた自分の夢を思い出した時、行動に出ました。そして叶った夢もあります。だからあきらめなければ、必ずそこに道がひらけます。子供達よ、あなた達には無限の可能性があるのです。それを引き出すのは、あなた達自身です。あなたが今できる当たり前の事は、あなたを支えるたくさんの人々が力を貸してくれたものです。その事に感謝しつつ、いつでもどこでも感謝の名人となって生きることを心から願います。感謝の出来る人は自立の出来る人です。何事も人のせいにはせず、自分におきる全てのことは、自分が決めたことであり、自分の責任であると理解できます。

 私は、あなた達の人生を最後まで見届けることは出来ないけれど、いつでも、どんな時でも愛しています。

未来を担う子ども達へ

福岡県北九州市 原田さま 58歳 男性

 福島第一原発事故で、放射能から身を守るために、関東から東北にかけて多くの子供達が不自由な生活を強いられています。一番楽しいはずの夏休みも、プールに入れない、外で遊ぶのもがまんしていると聞いています。

 原子力発電は、「科学の力」を利用した近代的な電力ですと私も小さい頃玄海原発で習った記憶があります。社会に出て、反戦や反核の運動をしてきましたが、原子力発電所でこんな大きな事故が起きるとは思っていませんでした。反原発と言いながら、それほど反原発運動に関わってこなかったことを反省しています。

 原子力発電は人類滅亡への道を進む今すぐ止めなければならない電力源です。たとえ事故が起こらなくても発電所の地下プールには使用済みの核燃料棒がぎゅうぎゅう詰めになっています。その他の核のごみも処理できない程溜まっています。これらの物をどこで処理すると電力会社は考えているのでしょうか。又、都会から離れた地方の山奥にでも処理場を作ろうとするのでしょうか。しかし、そこにも日々生活している国民がいるはずですし、放射能の影響は広い範囲に及びます。私達、今生きている人間は将来の人達にこういう危険なものを残すことは許されないと思います。

イラスト・柚木ミサト 放射能は細胞分裂が盛んな子供達に、もっとも被害をもたらずということです。チェルノブイリ原発事故では、時間の経過と共に白血病や小児ガンが発生しています。将来に夢と希望を持っていた子供達を絶望の底にたたき落としています。このことが今、日本にも起きているのです。福島第一原発近くの双葉町や大熊町等の人達は住む所を奪われ、職業を奪われました。これは電力会社と、原発政策を進めてきた政治家の国家的犯罪です。

 原子力を医療等の分野で研究していくことは、否定しませんが、核兵器や劣化ウラン弾に活用され、世界で多くの子供達が犠牲になっています。戦争で使われた原子力は多くの被害をもたらし、平和利用という名で使われた原子力も人間に大きな犠牲をもたらしています。「人類と核は共存できない」という言葉をもう一度しっかりと心に留め、子供達が将来に自分の夢を実現できる平和で安心できる社会を作らなければいけません。そのためにも今しなければならないことは、全ての原子力発電所を止めることだと考えます。

我が子孫たちへ贈る!
イヤな事はイヤと発せられる大人に!

埼玉県鶴ヶ島市 林さま 46歳 男性

イラスト・柚木ミサト 我が子孫たちへ!3月11日の原子力発電事故ではっきりした事がある。私達の先祖は過去、原子力発電が建設されるとき、相当反対した。私達の先祖は過去、原子力発電に事故が起きるかも知れないと思い相当反対した。そして原子力発電事故は現実の物となった。悪い大人たちは、理屈をつけては、お金儲けを優先するが、君達子孫は、そんな大人になってはいけない。イヤな事はイヤとはっきり言っていいのだよ!イヤなことはいつまでもイヤと言い続けてもいいんだよ!自分達が直感で信じた事は、きっと間違っていないから。

 君達が、大人になったらすばらしい国になっている事を願っていつか先祖になる大人から手紙を送ります。

「反対意見にも耳を傾ける大人になろう。」

福島県いわき市 まへりあさま(ペンネーム) 72歳 男性

  『飯舘村では夏休み期間中に村内の中学1、2年生約20人をドイツの環境都市フライブルクに派遣し、民家に宿泊しながら、バイオガス発電発熱やグリーンツーリズムなどを視察させる。』とあった。

 ドイツはフクシマの後早々に『脱原発』を宣言したが、「再生可能エネルギー利用を推し進め、原子力利用を終了しようという基本的な決定はフクシマ以前になされていた。」(独外相)、という。

 私たち日本人は唯一の被曝国民として放射能の怖さを知っていながら、そしてノーモアヒロシマ・ナガサキの反核運動をしてきながら、またチェルノブイリにより原発事故の対応の難しさと被害の広がり・長期化を見ているにもかかわらず、フクシマを起こしてしまった。

 これは、『軍部の暴走』を許して太平洋戦争に突入し、いまなおその負の遺産、すなわち

 北方領土問題、沖縄の基地の問題、中国の反日デモ、韓国の慰安婦問題等々に苦しんでいることに似ているように思う。

 命がけで戦争に反対した人々もいたが弾圧され孤立してしまった、多くの犠牲を払いながら反核運動を粘り強く続けている人々がいるが、ややもすると白眼視され孤立しがちである、日本各地に反原発運動をしてきた人々がいるが、村八分的な雰囲気の中で頑張ってきた。

 チェルノブイリの後原発の危険性に気がつき警鐘を鳴らし続けた技術者もいた、国会ではいま思うと予言的な質問もあった。

イラスト・柚木ミサト 私たち日本人には、反対意見に対して聞く耳をもたなくなってしまうところがあり、その結果が太平洋戦争への突入であり、原発事故なのである。これはもう体質といってよいほどで随所に出てしまう、重症である。したがって今後も同じような失敗を繰り返すのであろう。

 日本人初のノーベル賞受賞者湯川秀樹博士は「新しい真理の発見のときは、つねに少数派である。それが正しければ多数派になる。」と言っている。

 未来を背負う青少年よ、反対意見を頭から無視したり、その人を村八分的な孤立に追い込んだりするのはやめよう。

 少数意見の中にこそ貴重な考え方があるかもしれないと、温かく冷静に受け止める態度を身につけよう。

絆という心の花

岩手県宮古市 三田地さま 76歳 男性

 大震災以後、私は毎日を必死でそして慌しく過ごした。桜の花が咲いたのも知らずに過ごした。山吹きもツツジも愛でる事なく終わった。そればかりではない。大好きな藤の花がふくよかに咲き誇っている景色も見る事なく終わった。そう思えばなんとも寂しい春であった。

 それに加えて、東京電力の福島第一原発の事故である。すでに半年も経つのに、事故は収束するどころか、いまだに危険にさらされている。危機管理能力がないのか、事故を想定した対策までは考えが及ばなかったのか、慌てていろいろ手立てを講じているが、いずれも失敗に終わり、みっともない試行錯誤を繰り返しているていたらくだ。依然として放射能の漏出は続いている。

イラスト・柚木ミサト 福島県では約7万人が県内外で避難生活を送っているし、中学生以下の子供のいる家庭の51%が、放射能線量の少ない地域への移住を希望しているという。このような事態を招いたのは、一体誰なのだろう。政府か、東京電力か、経済界か、推進派の学者か、誰も問題解決の先頭に立とうとはしないではないか。

 「原発の安全神話は失われた。」そうだ、私は脱原発を目指すのが、正しい道であると考える。二十年前に聞いた高木仁三郎先生の「核と人類は共存できないのです。」という言葉を、私は忘れない。怒りの春でもある。

 しかし、私の心は今すこぶる温かい。それは、周りの人々から、そしてはるか遠くの人々から、たくさんの温かい慰めや、心強い励ましや、まことに有り難い贈り物を戴いたからである。うれしくて涙があふれた。今度の大震災によって、私は初めて温かい人の情けというものを知った。人は一人では生きていけないという事を悟った。今、私の心には、「人と人との絆」というかけがえのない花々が、気高い香りを放って咲き満ちている。

ささやかな抵抗

埼玉県さいたま市 iwashiさま(ペンネーム) 36歳 男性

 あなたはウンコを踏んだことがありますか?

 ウンコを踏むと、誰しも嫌な気持ちになります。汚いし臭いし嫌なものです。もしウンコが、道に落ちているのではなく食べ物や空気に混じっていて、実はみんな毎日ウンコを食べたり吸ったりしているのだとしたらどうでしょう?ぞっとしますよね。でもそれが、今現実に福島第一原発を中心に起こっていることです。そのウンコは放射性物質といって、それが発している放射線を浴びると遺伝子が傷ついて異常が発生し、がんになったり将来産まれる子どもに異常が出たりする確率が増加します。遺伝子は細胞分裂する際に特に傷つきやすくなりますが、子どもは細胞分裂が活発なため、大人より遥かに大きな影響を受けます。

 私は一人の大人として、子どもにウンコを摂取してほしくありませんし、政府や電力会社には強い怒りを感じています。しかし私は、仕事を休んで政府や電力会社に抗議に行ったり、デモ活動をすることはたぶんありません。私は仕事をして収入を得なければならず、政府や電力会社に抗議することは仕事にマイナスだからです。選挙の際には脱原発の候補に投票する、それが今の私が行うささやかな抵抗です。

イラスト・柚木ミサト  ウンコを撒き散らされて皆が迷惑し、心を痛めていますが、それでも脱原発をはっきりと表明する大人はそう多くありません。多くの人にとってそれは収入や地位にマイナスだからです。逆に原発を推進する側の人たちは、そうすることで多くの収入やよい地位が得られるようになっていますし、問題が起きてもその責任をきちんと取る人は誰もいません。

 こうした、悪い事をする方が得をする、という仕組みは社会には沢山あります。社会は悪い事をする方が有利に、年長者に有利にできている部分が多くあり、その結果として放射性物質はばら撒かれ、政府の借金は膨らみ続けます。それらは次世代に残され、子ども達の未来は暗いものになっています。

 私は子ども達の未来は明るいものであってほしいと願っています。しかし今の大人達に明るい未来は残せないとも感じています。

 私の希望は、子ども達自身が負の遺産にノーを突きつけ、社会を新しく作り変えてくれることです。この日がくるのを願いながら、私は私にできるささやかな抵抗を続けていこうと思います。

神奈川県川崎市 佐藤さま 72歳 男性

昭和21年11月、満州(中国、牡丹江)から引揚げて来た時、6歳だった。

栄養失調で死にそうだったが生きて来られた。ガリガリに痩せて故郷の祖父は心配して、その年は通学出来ず、翌三年生から通学した。栄養失調は子どもの成長に大きな影響がある。父は戦死。極貧だった。現在まで生きて来たが、体は、健全ではない。肺活量が3000に満たない。自衛隊にはやっと入隊したが訓練には付いていけず、3年で除隊。腎臓には奇形がある。祖父の言いつけでタバコは禁止されたことに感謝している。肝臓が弱く胆石にもなり手術して除去。この原因は子ども時代の栄養失調にあると確信している。

平和な時代になり子どもの体力は向上して背丈も高く見るからに頼もしい。

ところが、子どもに対して毒そのものの放射能が子ども達を襲った。どんなに立派な体でも毒には適わない。放射能は猛毒と認識する。原爆実験から原子力発電に至るまで放射能は地球上に出続けている。大量の廃棄物には膨大な放射能があり、地球上何処にも捨てることは出来ないし、何十年経過しても消えない。始末の付けようのない猛毒が放射能である。栄養失調や放射能に犯された子どもは静かに死んでいく。恨みの声すら出せない。泣く事も出来ない。チェルノブイリ原発暴発の後、子どもの多くが甲状腺ガンになった。美しい人形のような少女の首はメスで切り裂かれ見るも無惨な姿になった。

涙を流すだけで声さえ小さい。こんな時代は平和ではない、豊かでもない、安穏な社会では断じて無い。縄文時代は、薬はほとんどなかった。それでも私達の祖先は生き抜いてきた。放射能のような始末に負えない猛毒はなかった。

イラスト・柚木ミサト仏典には「毒変じて薬となす」とあるが放射能だけは絶対に薬にはならない。

「うれしきかな、病によりて道心おこり候なり」とも仰せだが放射能障害で道心など起こりえないし、この毒は人類の本当の敵である。この毒を出さないなら贅沢な電気などいらぬ。あるだけの電気であるだけの資源で、あるだけの人間で生きることが出来る。私達、高齢者が死んでいけば人口は劇的に減る。贅沢な電気など不要になる。どうしても大事な人は今の子どもである。

健全な心には健全な体が作れる。不健全な人間には健全な体は出来ない。

放射能は絶対に健全性はない。子ども達への手紙の結論である。

『わたしの声も届きますか?』

福岡県福岡市 Lucifelさま 44才 女性

イラスト・柚木ミサト去年の夏のことだったね。92歳のおばあちゃま(こどもたちの祖祖母)の長崎でのリアルな被爆体験をママがまとめたものが新聞に載って、3人で原子爆弾のこと、広島や、長崎のこと、被爆のこと、いっぱい考えたね。

今年の春、大変なことが起こってしまった。

原爆とおんなじような力をエネルギーに変えて使っていた『安全』なはずの施設が、誰もが『想定外』という状況で、被曝の危険に晒されることになった。「平和なのになんで?」って海渡は聞いたよね。「なんで、絶対安全に想定外があるの?」って愛海は聞いてきたよね。ママは、オトナとして、こどもでも当たり前に疑問に感じることについて説明ができないことをとても悲しく思ったよ。

被爆2世であるママ自身が、結婚の際、風評被害を受けたことだって、国は知らないし、あなたたちを産むことに少し不安を感じたことも、政治は救ってくれなかった。福島のこどもたちが、被曝者として、被曝2世として、悲しい想いをしないようにしなくちゃいけないなって、強く感じたの。原発はもういらないって、心から願っていることをちゃんと伝えなきゃいけないって思ったんだ。

ママは今、こうしてママの声をここに記すことで、『被曝者』をつくらないこと、『被曝者への差別』をなくすことに一石を投じることができないかと思っている。

100まんねんのやくそく

大阪府 ひがしやまさま 60才 男性

東のよぞらにみえるのは、きっとおとめ座だろう。今は太陽がさんさんとふりそそぎ、すがたを隠しているけど、今年も稲穂の星座が見守る豊作と大漁だと。

3月11日ごご2時46分大きなじしんとしばらくして、大つなみがまちも人も流してしまった。そしてもっと怖いものが私たちをおそってきました。それは大人たちがあんぜんだと話していたげんしりょくはつでんしょが、ばくはつしたのです。

めにはみえないほうしゃのうがおそってきました。家をうしない、かぞくをうしない、しごとをうしない、助かった人はひなんばしょといわれるところに、なんかげつもみんなで生活をすることになりました。家をかたずけに行きたい、家族をさがしにいきたいとおもっても、いくことができません。それは、ほうしゃのうが、わたしたちのからだを病気にするからです。

それでも、せいふの偉い人は「あんぜん」といいます。でもしんじることはできません。

なぜなら、学校では、そとであそぶことをきんしされ、マスクをして、バスに乗り、いつもかよっている道はあるけないのです。

こんな社会をつくった大人たちはわたしたちにどんな社会をのこしてくれるのでしょうか。

イラスト・柚木ミサト大人たちは、みらいのあるこどもたちに、ごめんなさいといわなければなりません。あなた達が学校でおしえてもらった、原子力はつでんができたら、まちがお金をもらえる、そのお金でいろんな建物がたち、みんながみんなしあわせになり、原子力はつでんは絶対につぶれないし、事故をおこさないと、こどもたちに言ってきたことを、そしてかぞくがばらばらになり、たべものも農業も、漁業も、みんなほうしゃのうでよごしてしまったことを、そして、ほうしゃのうのごみを、これからあなたたちの時代から次の時代また次の時代と100まんねんも、めんどうをみてもらうことになりました。一時のお金のためあなた達の将来をたいへんな将来にしてしまいました。大人のせきにんで、かならずこのような不幸なものを作らないと約束をします。

大人のつごうで、こうりつ(効率)というお金もうけと便利さだけをねがう社会ではなく、いつまでも安心してほしぞらを、みていられるしゃかいをつくることを約束します。おとめ座は、花と農業の星と言い伝えがあります。9月のおとめ座は、これからお休みにはいります。また寒い冬がやってきますが来年春には、よぞらを見上げれば見えるでしょう。

変わらない自然のいとなみを繰り返します。

この地球上の不幸な出来事がおとめ座までとどくのには、光のはやさで4600光年かかりますが、近いしょうらい、地球上には原子力発電でない、あたらしいエネルギーを大人たちは考えてじつげんさせます。

これがみらいを生きるこどもたちへの、やくそくです。100万年後になってもわすれない約束。

・・・こどもたちへの手紙・・・

岡山県笠岡市 飯田さま 62才 男性

イラスト・柚木ミサトいつも元気に遊ぶ君の顔をみたいから、
毎朝パンと牛乳をたべ、きらいな野菜もすきになってと、
おいしそうに食べる顔を見るだけで、
毎日がしあわせ。
どんな楽しいゆめを見ながらねているの?
いつもかわいい寝顔を見たいから、
しあわせなよるにいのりたい、いつまでもと、
ちいさな寝息をきくだけで、
毎日がしあわせ。
きっとまもってやるよ。
あしたも元気にあそべるように。

〜原発の代償に底がない〜

北海道日高郡 上山さま 63才 男性

固い決意で命の敵「核」を否定することです。核の平和利用を逆手に、原発は過疎の弱点を利用してきました。東京と沖縄になぜ原発がないのだろうか。答えは福島の原発事故に集約されています。東京都内の原発事故なら今ごろ国会議事堂と皇居は「死の灰」の圏内であろう。イラスト・柚木ミサト沖縄なら米軍が丸ごと即時に撤退している。疑う余地のない原発の危うさを日米両国と政治家、財界は知っていたのです。三度の被爆をした国民は途方もない代償を払うことになりました。原発事故から「子供を守る」ためには住めば都の地を捨て安全地帯に家族で移転することです。冷酷非道な原発との共存には無理があります。子どもに無縁であって欲しい放射能、でも確かな安全はないのです。だから原発を容認できません。生存権と財産権も奪う原発を存在させてはなりません。

私達大人は過去の過ちを反省しないままに三月十一日を迎えたのである。

東京都江戸川区 シン江戸川区(ペンネーム)さま 40才 男性

 私達大人は過去の過ちを反省しないままに三月十一日を迎えたのである。

 自分が理解していた原発というのは何重にも安全対策がされており何があっても制御できる物だと思っていました。アメリカのスリマイルやロシアのチェルノブイリといった原発事故を我々は検証しないままに原発の安全神話に躍らせていたのである。最初は天災と思われた福島原発の事故も市民からの意見を聞かずに防波堤を低く設けたので津波を被り電源喪失を起こしてしまい最悪のメルトダウンという事を起こしてしまいました。イラスト・柚木ミサト安全。安全。という文字だけが先走り未来への汚点を残してしまいました。起きてしまった事は仕方無いと言う言葉は使いたくありませんが私達は今後このような事故は絶対起こさないように注意深く見ていかなくてはいけないと思います。そして、汚染された土地や海は絶対我々の英知を使いまた住めるような土地にしなくてはいけないと思います。子供達がまた、汚染された土地で虫取り網を持って野原を駆け巡ったり汚染された海に潜り銛で蛸やサザエを取れる日を。

「未来のあなたへ」

宮城県白石市 石川さま 27才 女性

 一番はじめに何を伝えたらいいのかな。守りきれなくてごめんねかな。今、私は希望に満ち、明るい未来を心待ちにしているたくさんのあなたたちに胸を張って「最善を尽くした」とは言えません。あの大震災から、不安を感じず過ごした日など一日たりともないのに。この気持ち、声はだれに伝えたら聞き入れてもらえるのか。逃げたい、守りたい、少しでもあなたを放射能という見えない恐怖から遠ざけたい。そう思い、毎日あなたの未来を願わない日はないのです。外で思いっきり遊ばせてあげたい、水遊び、プールだって大好きなはず。でも私は「いいよ」と言ってあげられない。あなたにとって一番色んな経験をしなければいけない期間に、我慢ばかりさせてしまって心苦しいけれど、願いを叶えたいのです。「直ちに人体に影響を及ぼす数値ではありません。」イラスト・柚木ミサト連日ニュースで何度耳にしただろう。その度にあなたを抱きしめる。そして考える。何が出来るだろう、何を信じればいいのだろうと。あなたは無邪気に笑い私を幸せにしてくれる。行動しよう、今自分が出来る最大限の努力をしよう。あなたたちの笑顔が私たちの原動力。この手紙をあなたたちが開く時、健康で不安もなく、無限に広がる可能性を信じ、幸福で前だけを向いて生きていける世界でありますように。そして危険なものはなく、安全な未来でありますように。起きてしまったことはもう取り返しがつかないのです。私も前を向き、でも決して忘れない。誰のせいにも出来ないこのもどかしさも憤りも、不安も全て忘れない。二度と同じ過ちを繰り返さないように。

KYでいいんだよ。

埼玉県狭山市 松田さま 39才 女性

 まわりを見回して、みんなと同じでなくてはいけないということはないんだよ。
99人が間違っていて、あなたが1人だけあっていることもあるかもしれない。
自分が正しいと思うことは、信じて突き進める人間になってください。
そのためには、自分の頭で考えることができる大人になるために本をたくさん読
み、色々なことをよく考える訓練をしてください。そして、勇気を持ってくださ
い。

 今、日本の福島では今まで誰も経験したことのない大変なことが起こってます。
それを政府が隠そうとしているために、日本中、世界中に被害が広がっています。
イラスト・柚木ミサトあなたたちが大人になる時の日本が、今よりもよい社会になるために、
一人一人がもっと自分のすんでいる地域や社会に対して関心を持ってください。
そして、日本をよくしてくれると信じられる人に投票してください。
選挙権は国民の権利です。決して無駄にしないでください。
あなた達の親の世代で原発を止めることができないままで本当にごめんね。

 津波で家族や家、友達をなくし、原発事故による放射能被爆と続き今現在進行の中で、将来に子供も大人も希望を持てない状況ですが、私は、あえて皆さんに悲惨な状況のなかでも笑って生活をしながらほんのささいなことにも喜びを感じて過ごして頂きたいと思っています。

東京都練馬区 渡邉さま 53歳 男性

不謹慎に思われるかもしれません。

自分が数時間後か明日死ぬかもわかりません。今回の震災のように人はいつ死ぬかわかりません。

今のこの瞬間を一生懸命生きてほしいです。

自分や周り人のために愛をそそいでいきるようにしたら自分や、周りの人がなくなったとして悔いが残りません。

笑うことは精神面、健康にもいいです。

優れた哲学者や科学者になりたいのなら笑わないと成れないと私の尊敬している先生がいっていました。

その先生から今まで学んだことについても述べます。

自分のしたい事や夢があればそれをイメージしながら前向きにその目的の為に行動していると現実のものになる可能性があります。将来に恐れず希望を捨てないで!

経済悪化に比例して自殺者が増えています。

イラスト・柚木ミサト自殺した人は、恐らく、うつ病という病気になった方と推測します。

震災した人々に自殺者を出さないためにだけではありませんが多くのケアーが必要になります。

その為にも皆さんが、ポジテイブに思考して生活を楽しむことにイメージ(想像)して生きてほしいです。

ポジテイブとは、例えば今までの学校の友達も別れ離れになったけど、別の友達ができたることに喜びを感じるようにします。

震災にあって避難したおかげでいろんな人々の温かさ知りえた喜びに思考するなどします。

悪く物事を考えるのではなくいいように常に思考することで脳内の神経細胞がより強くなっていきます。人生を楽しむ方法になります。

愛するわが子へ。

埼玉県蕨市 山田さま 40才 女性

あの地震の揺れを、私は決して忘れません。

あの原発事故を知った時の恐怖を、私は決して忘れません。

命をかけて、あなたを守ると誓ったことを決して忘れません。

大きな船に乗って、波に揺られているのではないかと思うようなおかしな感じ。「これはただごとではない。」と、とっさにあなたを抱きしめました。私が怖かったのかもしれません。「どうなっちゃうんだろう。」と私は繰り返していました。自分のいる地点に及んでいるこの大きな地震が、どこからもたらされて、どのくらい大きく、どのくらい続くのか、見当もつかず、それでも、とてつもなくひどいことが起きてしまっていて、そしてこの先もひどいことが分かっていくのだということは直感的に感じました。それでも、無邪気なあなたは、「どうなっちゃうんだろう。」という私の言葉をそのまま真似して、何度も言っていました。ハッと我に返った私は、とっさに、「大丈夫。」「大丈夫。」と繰り返しました。

「大丈夫。」という言葉で、私自身も落ち着かせ、あなたから一切の不安を取り除きたかったのです。

おにぎりを作り、防災グッズの入ったリュックを枕元に置き、あなたの寝顔を見ながら、絶対に離れたくない、絶対に守ってあげる、と心の底から思いました。

一晩中連絡の取れないお父さんのことが心配で、なかなか眠れませんでした。それでも、朝になると、あなたはいつもどおりの笑顔で、私はあなたと一緒にいることでとても安らぎました。

夕方、疲れた顔をして帰ってきたお父さんを見た時、涙があふれました。その後すぐ眠ってしまい、そのあたりの記憶がありません。

イラスト・柚木ミサトそして、原発事故。「第二のチェルノブイリになるのか。」足元がガクガク震え、胸がしめつけられ、恐怖感に襲われました。3月17日に、我が家を出た日の悲しみは耐えがたいものでした。あなたと遊んだ小さなそれでも素敵な我が家の庭。生まれたばかりの小さなあなたを連れて帰り、前日までとは違って見えた私たちのお家。これまでの道をともに歩んだ我が家。

結果的に、またもとの我が家に戻って過ごす日々が始まりましたが、震災以前の生活とは一変しました。もちろん、悪く変わったことは山ほどあります。それでも、良く変わったことがあります。あなたとお父さんと過ごす時間が、以前にもまして尊い、いとおしいと思えるようになったことです。あなたへの愛情が、私を強くしてくれました。この世の中に、命と命への愛よりも大事なものはありません。あなたが生まれてきてくれて、どんなにうれしかったか、私は忘れたことはありません。あなたを守っていく、支えていくためならば、どんなことだってできる気がします。ずっとあなたを愛しています。覚えていてくださいね。原発の怖さを知りながら、何もせずに来た自分を情けなく思います、ごめんなさい。でも、これからは、あなたや、あなたの仲間たちのために、脱原発に向けて小さなことでもできることをしていきます。

子供たちも団結しよう

新潟県柏崎市 麦さま(ペンネーム) 55才 男性

子供が犠牲者となる事件が多発した後、少なくない地域で「子供を守れ」と見回りが始まった。何の実害の報告が無くても、大人は子供を守りたくて仕方がないのだ。それを「不安をあおる」「感情的だ」などと非難する人がいるだろうか。なのになぜ放射能の危険に関しては、そういう当たり前の思いを悪者扱いする大人がいるのか。同じ大人として、私はとても不思議に思うよ。

全国の子供たち。君たちには自分の意思で自分を守る権利があるんだよ。たとえ学校の授業だって、放射能を浴びて危険だと思ったら断っていい。給食だって放射能が恐かったら食べなくていいんだ。そういう意思を大人が守ってあげられないとしたら、それは大人が悪い。君たち子供には何の罪もないんだ。

子供も大人も、人間の持つ権利は変わらない。子供だって放射能は恐い、原発は恐いと、思い切り声を上げていいんだ。いや、そうしてもらいたい。

アメリカの先住民の一部には、自然環境は未来からの借り物だという考え方がある。その考え方で行けば、今の大人たちは、未来の主人公である子供たちから、自然環境を借りていることになる。自然環境の持ち主は子供たちなんだ。だから子供には、僕たち私達の自然を放射能で汚さないでください、原発で台無しにしないでくださいと言える権利があるんだ。

イラスト・柚木ミサトその意思表示としても、放射能を恐がることに遠慮はいらない。汚染のひどい地域の子供は、そこから逃げ出そうと言っていいんだ。いや、そうしてもらいたい。そうして自分の体を守ることが、未来のふるさとを作る力になるんだから。

子供たちも団結しよう。子供の、子供による、子供のための、放射能から身を守る組織が欲しい。その活動を通じて、大切なお父さんお母さんの体も守ってあげよう。そんな子供の組織作りが出来るなら、私は全てを投げ打ってでも協力したい。きっと全国にはそういう大人がたくさんいる。子供たちと一緒に未来を作っていきたい人達が。

おわり

そこにある建物

大阪府大阪市 泉さま 45才 男性

朝になったら、
あなた達はどんな景色を見るの?
真っ赤なお花に、
かわいいクマさん、
クルクル回る飛行機。
すぐそばには優しい母さん。
チュンチュンとスズメの鳴き声。

それとも、
無機質なベットのパイプに、
病気の赤ちゃん達、
静かに動く計測器。
透明のカプセルに閉じ込められ、
自分のと息しか聞こえない。

300もの夜を越えて、
真っ暗な中で私達の声を聞きながら、
ひたすら朝を待ってくれている。

何も変わっていない。
昔からの営み。
繰り返してきた喜び。
そして皆の笑顔。

そこに建物が出来るまでは...

イラスト・柚木ミサト笑顔で迎えるね。
必ず笑顔で迎えるからね。
だから、動くんだ。
もう建物は必要ない。
あなた達が朝をむかえるまでに、
答えを出すんだ。
そして光を止めるんだ。



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