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後期高齢者医療制度廃止させましょう!

“消えた年金”それでも天引き

【後期高齢者医療制度廃止法案】
08.5.23┃後期高齢者医療制度廃止法案、野党4党で参院に提出しました。

  社民党、民主党、共産党、国民新党の野党四党は、23日、後期高齢者医療制度の廃止法案を参議院に提出しました。

 すでに衆議院には2月末に廃止法案を提出していましたが、@衆議院では与党側が審議をしない、A4月から制度が実施されて法文の調整が必要になるので、社民党から働きかけ、参議院での提出に至ったという経緯があります。

 法案の内容については、この間、3回の政策責任者の協議を行い、23日の幹事長・書記局長会談で最終的に確認しました。

 法案は、2008年4月1日からの新制度が高齢期における適切な医療を確保していないことから、

@新医療制度を08年度末に廃止し、09年4月1日から元の老人保健制度を再導入する、

A保険料を年金から天引きする「特別徴収」を遅くとも9月末で廃止、10月から実施しない、

B扶養家族だった高齢者を対象に保険料徴収について半年間凍結する措置を1年間に延長するとともに、それ以外の高齢者は、低所得者を中心に10月1日から保険料を軽減する、

C70〜74歳の医療費窓口負担の割合に関し、09年4月以降も1割を維持する、

D政府は必要な財政上の措置などを講じ、地方公共団体、保険者の負担軽減に配慮する、

などを盛り込んでいます。

 野党4党は、終盤国会の最重要法案の一つとして国会闘争を強化していく決意です。参議院での法案審議を通じ、現行制度の問題点を浮き彫りにするとともに、政府・与党の「見直し」の問題点も追及し、制度の廃止を目指していきます。
後期高齢者医療制度廃止法案・要綱 ▼後期高齢者医療制度廃止法案


後期高齢者医療制度の問題点 あべともこ政審会長

【6月13日緊急発売】
『どうなる? 高齢者の医療制度』(あべともこ・保坂展人著・ジャンパンマシニスト社)

(本書・「はじめに」:保坂展人のどこどこ日記より掲載)
2008年4月15日、「後期高齢者医療制度」が発足して初めての年金からの「天引き」が始まりました。その保険料は平均で月額6000円(年間72000円)で、介護保険料をあわせると約1万円となり、年金生活者の高齢者への負担は大きいもの。「天引き」は、年間18万円(月額1万5千円)以下の年金受給者か無年金者、介護保険とあわせた保険料が年金受給額の半額を超える人については行われませんが、75歳以上の人々1300万人のうち8割が「天引き」の対象となりました。

4月24日、私たちが「後期高齢者医療制度・怒りのホットライン」を呼びかけると、続々と全国の高齢者から電話が入りました。

「年金が1月7万5千円しかないのに、天引きされては苦しい。子どもには頼れないし、生きていく自信がなくなる」(愛知県・女性・77歳)

「扶養の母は88歳。国民年金で6万3千円もらっているが、介護保険料8300円と後期高齢者医療制度保険料6700円で計1万5千円天引きされる。手取りは4万8千円となる。母が可哀相だ。腹立たしくてどうにもならない」(青森県・男性・71歳

「高齢者に対する切り捨て行為。生産性のない高齢者は、早期に死ねと言うのだろうか。私は76歳、母は101歳だ。年金は、引かれる一方で、老人ホームにいるが、介護保険料と今回の天引きで生きていけないぐらいの危機感でいっぱいだ」(東京都・女性・76歳)

「長生きすることが、差別・選別される。罪人みたいに『後期高齢者』と言うのはおかしい。「終わりが近い」と政府に言われる筋合いはない。人間を無視し、大切にしない制度だ」(千葉県・男性・80歳)

3時間の間に67本かかってきた電話の一部です。まだ制度が始まったばかりなのに、悲鳴があがっています。4月25日、世田谷区三軒茶屋にある『しゃれなあど』(区民会館別館)で、小児科医で医師の阿部知子さん(衆議院議員・社民党政策審議会長)を招いて、講演をしていただいてから対談をしました。約百人の人たちが集まりましたが、みんな真剣な表情で聞いています。半数近くが70代の人たちで、街頭で手にしたチラシを持って来場した人もいました。複雑な制度ですから、阿部さんも、すべてを語りきったわけではありませんが、参加者からは「テレビや新聞だけでは判らないことがはっきりした」と評判も上々でした。

この時の記録をもとにして、この本はつくられています。「後期高齢者医療制度って、いったい何なんだろう」という疑問に答えて、制度が発足してから明らかになった矛盾点や仰天するような「安楽死のススメ」とも言える「終末期医療」について記録作成した医師への報酬(わずか2000円)という問題などにもふれています。政府・与党は、あまりもの評判の悪さにたじろいで制度の「微修正」を検討しています。この本の発売後に、いくらかの「負担軽減」を行うかもしれません。

時限爆弾のように時間差攻撃で高齢者医療を破壊するプログラムは、すでに動き始めています。今年の秋からは、75歳以上の患者を90日以上入院させておくと、病院側の収入が3分の2になるという恐怖の「強制退院・追い出し索」が本格化します。「天引き」されない低所得の人たちの保険証を取り上げるのも、この制度が1年を経過した09年4月からです。この本をつくってみて判ったのは、これは「高齢者医療破壊」の「うば捨て山制度」なのです。

小泉内閣の元財務大臣で、テレビの御意見番役の「塩爺」こと塩川正三郎さんもも嘆いています。「私は昭和21年の復員後から60余年、86歳の今日まで無我夢中で働き懸命に人生を歩んできたつもりだ。しかし、その紙切れは私の人生を否定するものでしかなかった。世間の『別枠』『邪魔者』になってしまったのか……例えようもない寂しさ、悲しさに襲われた」(産経新聞08年4月17日『「後期」とは社会の「別枠」か』)

なぜこんなことが起きたのでしょうか。

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予約はジャパンマシニスト社までお願いいたします。

廃止を求める署名が続々集まっています。

【PDF】別ウィンドウが開きます
清刷┃後期高齢者医療制度〜廃止させましょう
署名用紙 署名にご協力いただける方は、お近くの社民党にご連絡ください。

【4月24日・東京】
「後期高齢者医療制度・怒りの声ホットライン」実施
「後期高齢者医療制度」に対する、「怒り」と「やるせなさ」を訴える声が数多く寄せられています。そこで社民党では、「後期高齢者医療制度」廃止本部を設置すると共に、「後期高齢者医療制度」廃止に向けた国会論戦に生かすため、「怒りの声」緊急ホットラインを24日の午後に実施いたしました。 ホットラインでは、福島みずほ党首をはじめ・あべともこ衆院議員・保坂展人衆院議員も電話を受け、多くの方々の「怒り」や「悲しみ」を受けとめました。


【4月24日・東京】重野安正幹事長は24日、「後期高齢者医療制度の撤廃を実現する会」の皆さんを激励するため、抗議の場へと駆けつけた。


【4月21日・東京・巣鴨】「後期高齢者医療制度」の廃止を求める請願署名を、福島みずほ社民党党首、菅野哲雄衆院議院が東京・巣鴨とげぬき地蔵通りで呼びかけたところ、この日もたくさんの署名が集まった。


【4月16日・神奈川・藤沢/あべともこ議員】あべともこ議員が神奈川県藤沢市で16日、後期高齢者医療制度の「廃止」を求める請願署名を呼びかけたところ、500人を越える署名が1日で集まった。


【4月14日・東京】社民、民主、共産、国民新の野党4党は14日、巣鴨・とげ抜き地蔵通りにて、翌15日より年金から保険料を天引きしようとする「後期高齢者医療制度」の廃止を求めて街頭演説をおこなった。
社民党から、重野安正幹事長、日森文尋国対委員長、菅野哲雄自治体委員長が参加した。


後期高齢者医療制度 ここが問題

後期高齢者医療制度ここが問題

75歳以上のお年寄りを既存の医療保険制度から切り離す形で、

 保険料は、年金額が年18万円(月額1・5万)以上なら、4月15日から年金から引かれることになります。65〜74歳の人の国民健康保険の保険料も、同様に年金から天引きされます。一方、5000万件の宙に浮いた(持ち主の分からない)年金記録問題では、その少なくとも4割は持ち主の特定ができないことを政府が認め、「3月末までにすべての統合を完了させる」「本来受け取ることができる年金を支払う」とした政府・与党の公約違反が明らかになりました。「約束した正しい年金額も支給できないのに、天引きだけはしっかりやるのか」という批判の声が巻き起こっています。

 サラリーマンの子どもなどに扶養され、これまで保険料を支払ってこなかった約200万人の人にも新たに保険料負担が生じます。保険料を1年間滞納すると国保と同じように保険証を取り上げられ、いったん全額を窓口負担しなければなりません(1年半滞納で保険給付は一時差し止めに)。

お年寄りたちを苦しめるこんな制度は、1日も早く廃止させましょう。


(関連リンク)
・政策┃社民党の医療政策
・ニュース┃社民党「産声の聞こえる街づくりプロジェクト」:助産師と医師との対等な連携を

 


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