声明・談話

第91回メーデー・アピール

働く仲間のみなさん!

日本における第1回のメーデーが1920年に上野公園で行われ、約1万人の労働者が「八時間労働制の実施」「失業の防止」「最低賃金法の制定」などを訴えました。今年の第91回メーデーは100年目となりますが、長時間労働や低賃金労働などの劣悪さはいまだに解決されていません。

労働力調査(2019年)によると、雇用者数5660万人のうち、非正規の職員・従業員数は2165万人にも達しており、ますます増え続けています。不安定な働き方、長時間労働、低賃金労働では将来設計が成り立ち難く生活することすら困難になっています。「非正規の働き方」から「正規の働き方」に転換させる取り組みを強化していかねばなりません。雇用のセーフティネットを強化し、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)とワーク・ライフ・バランス(仕事と人生の調和)の実現に取り組みましょう!

現在、新型コロナウイルス感染症が全世界で猛威を奮っており、日本でも感染者が増え続けています。不要不急の外出自粛等が求められる中、内定取り消し、パートやアルバイト、派遣で働いている人たちの休業、雇い止め等の問題が発生しています。雇用を守ることはもちろん、自粛要請に伴う休業補償、中小企業の支援対策を緊急に実施しなければなりません。

共謀罪や改憲案の「緊急事態」条項の先取りかと思わせるような労働組合への弾圧事件が多発しています。憲法や労働法制のもと、全国の働く仲間と団結して労働組合への不当な弾圧を跳ね返していきましょう!

安倍首相は憲法第9条に自衛隊を書き込むという明文改憲を狙っています。沖縄県民の民意を無視する辺野古新基地建設の続行、先島諸島への自衛隊基地を新設、イージス・アショアやF-35戦闘機の爆買い等による防衛予算の増大、防衛庁設置法の「調査・研究」による中東への自衛隊派兵など、軍拡路線に邁進しています。

こうした改憲や軍拡をすすめる安倍政権を退陣させるしかありません。立憲主義、民主主義、平和主義を回復させるため、市民と立憲野党が共闘し、来たる衆議院総選挙で勝利しましょう!

「働き方改革」が叫ばれていますが、企業にとって都合の良い「働き方」ではなく、働く人にとって、「働き方」や労働条件の改善につながるよう取り組みをつよめていきましょう。
第91回メーデーを心から歓迎し激励と連帯のメッセージといたします。

2020年4月29日
社会民主党
党首 福島みずほ