声明・談話

2020年3月3日

河井案里参議院議員の秘書らの逮捕について(談話)

社会民主党幹事長 吉田忠智

1.本日、広島地方検察庁は、公選法違反(買収)の疑いで、自民党の河井案里参議院議員氏の公設秘書や河井氏の夫で前法相の河井克行衆議院議員の政策秘書らを逮捕した。河井夫妻を巡っては、車上運動員への上限を超えた日当を支払った疑いに加え、選挙運動への支援を依頼された男性に案里氏が支部長を務める自民党支部が合わせて約86万円を支払った買収の疑い、車上運動員に日当を支払う際に日付や名目が異なる領収書を2枚作成して法定上限に収めたように見せかける工作をした疑惑もある。検察は事件の全容の解明に全力をあげてもらいたい。

2.「説明責任を果たす」といっていた河井夫妻は、疑惑発覚の昨年10月末以来、公の場から姿を消し、雲隠れを続け、疑惑に対する真摯な説明から逃げ回ってきた。ようやく1月15日、家宅捜索を受けてマスコミの前に姿を見せたが、「捜査に支障が出る」ことを理由に、疑惑の内容については答えようとせず、離党も議員辞職も否定した。そして、今回の秘書らの逮捕を受けても、「捜査中であることから、事実関係に関するコメントは現時点では差し控える」としている。事実を真摯に話せばいいだけだ。「捜査に支障が出る」のではなく、自身に刑事責任を問われる可能性が出てくるからではないか。国民の代表である以上、説明責任の先送りは許されず、疑惑についてきちんと説明しなければらない。「政治倫理に反する事実があるとの疑惑をもたれた場合にはみずから真摯な態度をもつて疑惑を解明し、その責任を明らかにするよう努めなければならない」とする政治倫理綱領をも守れない河井夫妻には議員の資格はない。社民党は、議員を辞職してけじめをつけるよう求める。

3.案里氏に対する安倍首相の後ろ盾は絶大で、参院選直前、案理候補の陣営に自民党本部から1億5000万円の巨額資金が振り込まれたのに加えて、首相の地元の山口県から秘書4人が代わる代わる広島県の案理選挙事務所に入って支援した。安倍首相丸抱えの選挙といっても過言ではない。自民党本部からの巨額資金が買収に使われた疑いもある。社民党は、案里氏を参院議員候補として公認し、克行氏を法相に任命した安倍首相・総裁の責任を徹底追及する。

以上