声明・談話

2019年4月4日

塚田一郎国土交通副大臣を即刻罷免するよう求める(談話)

社会民主党幹事長 吉川はじめ

1.塚田一郎国土交通副大臣は1日夜、安倍首相の選挙区である下関市と、麻生氏の中選挙区時代の地盤だった北九州市を結ぶ「下関北九州道路」(下北道路)を巡り、自民党の吉田博美参院幹事長らと面会した際、「『塚田、分かっているな。これは安倍総理大臣の地元と、麻生副総理の地元の事業なんだ。俺が、何で来たと思うか』と言った。私はすごくものわかりがいい。すぐ忖度する。総理大臣とか副総理がそんなことは言えない。森友学園などでいろいろ言われているが、そんなことは実際ない。でも私は忖度する。それで、この事業を再スタートするためには、いったん国で調査を引き取らせてもらうことになり、今回の予算で国直轄の調査計画に引き上げた」などと述べた。

2.ただでさえ「安倍・麻生道路」とやゆされてきた下北道路について、公共事業を担当する現職の国交副大臣が、総理や副総理の意向を忖度し、何らかの政治的な配慮を働かせ自ら便宜をはかり利益誘導したと認めたことは、断じて許されない。行政の公平性に疑念を抱かせ、行政に対する信頼を落としめた責任はぬぐえない。

3.塚田氏は2日、一連の発言について事実と異なるとして撤回し、謝罪した。しかし、統一自治体選挙の最中に、地元への利益誘導にあえて触れ、自らの陣営が推す候補の戦いを有利にしようとして、事実と異なることを発言したというのであれば、利益誘導まがいのウソをついて票を集めることをやったことになる。ウソをついて有権者を欺こうとする副大臣の下で、法案審議はできない。

4.また、塚田氏は、「大勢が集まる会で、われを忘れて誤った発言をした」と釈明している。集会でわれを忘れてしまうようでは、大規模災害発生時などの非常時の危機対応など到底担当する能力が無く、国土交通省の副大臣の職責を果たし得ないことを自ら認めたに等しい。

5.社民党はじめ立憲野党は、3日の野党国対連絡会で、塚田氏の辞任を求めていくことを確認した。本日の参議院決算委員会でも、又市征治党首が、「利益誘導で票を集めようなどいうことはあってはならない、まして忖度による政策決定があってはならない」などと、安倍首相に塚田氏を更迭するよう強く迫った。安倍首相は「引き続き職責を果たしてもらいたい」としたが、塚田副大臣の忖度発言は、本当であったとしてもウソであったとしても許されない。首相の名前を持ち出してウソをつくような副大臣を「適材適所」と言っている首相自身の任命責任が厳しく問われる。社民党は、塚田氏を即刻罷免するよう改めて求める。

以上