米空軍オスプレイの横田基地への配備強行に断固抗議する(談話)

声明・談話

2018年10月1日

米空軍オスプレイの横田基地への配備強行に断固抗議する(談話)

社会民主党幹事長 吉川はじめ

1.本日、米空軍のCV22オスプレイ5機が米軍横田基地に正式配備された。横田基地は、5市1町(福生市、羽村市、武蔵村山市、立川市、昭島市、瑞穂町)にまたがり、51万人の人口密集地のど真ん中に所在している。民家だけでなく、学校や保育所、老人施設、病院などの公共施設も集中している。社民党は、住民の不安や周辺自治体の懸念をよそに、安全を脅かし騒音をまき散らすオスプレイの配備を強行した米政府及びそれに追従する日本政府に対し、断固抗議するとともに、配備の撤回とオスプレイの即時撤去を求める。

2.オスプレイは、死傷者を出す事故を繰り返し、安全性に懸念が残る軍用機である。特に、CV22は、MV22より事故率が高いことに加え、ゲリラ戦をはじめ非正規戦や特殊な偵察、住民の宣撫工作などを担う特殊部隊を秘密裡に敵地に移動させる特殊作戦などを担うことから、夜間の低空飛行やより過酷な状況を想定して危険な訓練が想定され、事故が起きる確率も高いとされる。横田基地周辺で騒音被害や事故の危険が大きく高まることは明らかであるし、住宅が密集する首都圏を飛び回るのは危険きわまりない。

3.横田基地のオスプレイについても、12年に普天間飛行場に海兵隊のMV22オスプレイが配備された際の日米合意を準用し、人口密集地での飛行や夜間飛行などを可能な限り避けるとしている。しかし沖縄では、日米合意に違反するような飛行が常態化している。すでに今年の4月以降、横田基地のオスプレイが自治体に事前の連絡や情報提供もなく、我が物顔で旋回や低空飛行訓練、夜間暗視訓練などを行い、オスプレイが飛来した大和田通信所はじめ周辺住民からも恐怖感を覚える声が寄せられるなど、生活の平穏が脅かされている。正式配備で、騒音や墜落、部品落下等の被害が深刻になることは必至である。大和田通信所の件について、照屋寛徳議員が7月2日、防衛省に抗議し事実確認を求めたところ、「防衛省に事前の連絡はなかったことから、地元自治体に事前の情報提供は行っていない」、「米側に確認しているが、現時点で米側から回答が得られていない」との回答であり、日米合意の遵守すら要求できない日本政府の姿勢を厳しく糾弾する。米政府と安倍政権は、「オスプレイいらない」との声に耳を傾けるべきである。

4.朝鮮半島情勢が対話と交渉による解決に向かい融和の方向が見えている中、米軍特殊部隊の移設を伴った米軍再編であり、東太平洋から中東に至る地域に展開する米軍の兵たん拠点である横田基地の機能を強化し、米軍と自衛隊との共同作戦・一体化の強化を図る今回のオスプレイ配備は、断じて許されない。

5.米軍はCV22の訓練区域として、北関東や長野、新潟周辺の空域や沖縄県の訓練場など国内外の6か所を想定している。社民党は、オスプレイの配備や訓練計画を断念させるよう、沖縄を始め全国の反対運動との連携・共闘を一層強化し、普天間飛行場のMV22の即時全機撤去、横田基地のCV22の配備撤回・撤去を強く求めるとともに、佐賀空港や木更津への配備反対に全力をあげる。

以上