自民党総裁選の結果について(コメント)

声明・談話

2018年9月20日

自民党総裁選の結果について(コメント)

社会民主党党首 又市征治

 9月7日に告示された自民党総裁選は、本日、党本部で投開票が行われ、安倍晋三首相が石破茂元幹事長を破り、3選されました。当初、国会議員票の8割を固め、安倍首相が「圧勝」すると言われていましたが、石破氏は、国会議員票で予想より20票以上上積みし、また党員投票でも254票と45%獲得し、10県で安倍首相を上回り、それなりに善戦されたと思います。

 安倍陣営によるアメとムチの締め付けの中、こうした結果になったことは、まじめな自民党員の皆さんの中にも、この間のアベ政治の暴走への批判が、一定あることを示したのではないでしょうか。また、自民党内でも、安倍首相の提起している改憲案に対する異論が根強いことが示されたと思います。安倍首相は、こうした結果を謙虚に受け止めるべきであり、一方的な改憲案の提出は断じて許されません。また、自民党内に憲法改正に慎重な声が強まることを期待したいと思います。

 自民党総裁選は、実質上次の首相を決める選挙であり、この総裁選でアベノミクスの実態や行き詰まりを見せている外交政策を始め安倍総裁の6年間の検証・総括が行われるべきでした。しかし、北海道の災害対応や外遊を理由に安倍首相が逃げ回り、十分な候補者同士の論戦ができたとは言えません。また、マスコミへの圧力や安倍支持グループからの地方議員や農水相への恫喝などもありました。そんな中でも、論戦を聞いていて、政治手法やモリカケ問題、改憲やアベノミクスの是非、外交政策、防災など、石破氏の方が現実的に説得力がありました。

 今後の政局に当たって、憲法をしっかりと尊重擁護し、立憲主義に立ち戻り、民主主義を理解して対応するべきです。また、相次ぐ大災害に対し、補正予算を早期に編成するとともに、臨時国会を召集するよう求めます。

 社民党は、本日を「アベ政治の終わりの始まり」にしないといけないという決意を新たにして、野党共闘を強化するなど、全力で取り組んでいきます。

以上