地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備撤回を強く求める(コメント)

声明・談話

2018年8月2日

地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備撤回を強く求める(コメント)

社会民主党党首 又市征治

 政府は、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」を配備しようとしていますが、北東アジアの情勢の変化を受け、配備を見直すべきです。

 北朝鮮の弾道ミサイルの飛来を想定した住民避難訓練は、6月に当面中止となりました。30日には、防衛省が北朝鮮の弾道ミサイル発射警戒のため展開していた航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)部隊の撤収を開始しました。その一方で、安倍政権は、脅威は続いているとして、「イージス・アショア」を米国から購入する方針を変えていません。また、小野寺五典防衛相は、「イージス・アショア」1基の購入費は当初の約800億円と試算した見積もりを500億円も上回る約1340億円と発表しています。30年間の維持・運用費を合わせると、2基で経費は計約4664億円にも上り、ミサイル発射装置や用地の取得費を含むとさらに増えると言われています。

 防衛省は来年度予算案の概算要求に関連経費を計上する方針ですが、南北首脳会談や米朝首脳会談を経て、米韓合同軍事演習も中止されるなど、北東アジア情勢は新たな局面に入っています。「イージス・アショア」は無用の長物になりかねません。トランプ大統領に約束したからといって、高額の物を買い入れることは見直すべきです。

 配備候補地となった秋田、山口では、性急にことを進めようとする政府への反発が強まっています。これだけ巨額の事業であり、導入ありきで突き進むことは許されません。「イージス・アショア」の配備撤回を改めて強く求めます。

以上