TPP11協定関連法案の衆院通過強行に抗議する(談話)

声明・談話

2018年5月24日

TPP11協定関連法案の衆院通過強行に抗議する(談話)

社会民主党幹事長 吉川元

1.安倍政権は昨日、米国を除くTPP11協定の関連法案について、わずか17時間の審議で衆院内閣委員会での採決を強行し、本日の本会議で通過させた。承認案を衆院外務委員会で強行し本会議に緊急上程した異常な国会運営に続き、関連法案まで数の力で押し切ろうとする安倍政権の強権姿勢に対し、社民党は強い憤りをもって抗議する。

2.関連法案は法案10本を一括法としているが、著作権保護期間を延長する「著作権法改正案」や商標の不正使用に対する損害賠償規定を整える「商標法改正案」などTPP11が定める義務を履行するための7法案と、牛・豚の経営安定対策(牛・豚マルキン)を法的に位置付ける「畜産価格安定法案」などTPP国内対策の3法案という、性質や目的が大きく異なる法案が一括して提案されており、こうした形の一括法は極めて異例で国会審議を早く終わらせるため以外に考えられない。採決も一括して行うため、個別の法案について十分な意思表示の機会すら奪う、まさしく異常な国会運営というほかない。

3.国内農業対策の3法案について、法施行日は日本におけるTPP11の発効日とされるが、そこまで待つ必要は全くない。例えば牛・豚の経営安定対策で補てん率を9割に引き上げる法案は、子牛や飼料価格の高騰などで畜産農家の経営は既に限界に近づいており、支援拡充を直ちに実施する必要がある。社民党始め野党5党1会派は、17日にTPP11発効日を待たず速やかに施行する法案を衆院に提出しており、直ちに審議に入るよう強く求める。

以上