米朝首脳会談合意を歓迎する(コメント)

声明・談話

2018年3月9日

米朝首脳会談合意を歓迎する(コメント)

社会民主党党首 又市征治

 米国のドナルド・トランプ大統領は9日(日本時間)、金正恩朝鮮労働党委員長の会談要請を受け入れ、5月までに米朝首脳会談を行う意向を示しました。この間、朝鮮半島を巡っては、制裁や圧力一辺倒のチキンレースのような状況が続いてきましたが、ピョンチャン・オリンピックをきっかけにようやく南北間の歩み寄りがみられ、特使団の派遣、4月末の板門店における南北首脳会談の開催合意、そして今回の米朝首脳会談の開催につながりました。朝鮮半島の緊張緩和に向けた動きが進み、米朝間の対話が始まろうとしていることを社民党としても評価し歓迎します。

 北朝鮮による核兵器の保有は断じて認められるものではなく、わが党は核実験や弾道ミサイル発射に反対し厳重に抗議してきました。他方、圧力の行き着く先にある軍事解決は、朝鮮半島だけでなく、日本にも大きな被害をもたらすものであり、粘り強い対話と平和外交の努力が問われています。社民党が提唱した「北東アジア総合安全保障機構」の創設や「北東アジア非核地帯」構想も反映された2005年の「6カ国共同声明」に沿って、米朝が対話のテーブルに着き、米朝休戦協定を平和協定(相互不可侵条約)に変え、国交正常化を図り、関係国による経済援助と核・ミサイル問題を一体的に解決することを求めてきました。

 日本政府も、制裁や圧力一辺倒の外交姿勢を転換し、朝鮮半島の緊張緩和と対話による解決に向け、あらゆる外交努力を講じるべきです。社民党は、今回の米朝首脳会談開催合意を受けて、関係国による対話が進展し、緊張緩和と非核化、拉致問題の解決に向けて前に進む機会となるよう強く求めていきます。

以上